2016年のF1シーズンをランキング形式で振り返る『F1データランキング』。今回は入賞率と完走率だ。
21戦中もっとも多く入賞したのはレッドブルのダニエル・リカルドと、メルセデスのニコ・ロズベルグの二人だった。
ロズベルグは、ハミルトンと交錯してリタイアとなったスペインGPを除く20戦で完走し、そのすべてで入賞した。ハミルトンも度重なるトラブルのなか、二人に次ぐ19回の入賞と完走で3位となった。
圧巻はリカルドの完走率100パーセントだ。F1史上最多となった16年のグランプリ全21戦すべてで完走を果たしている。スタート直後の混乱に巻き込まれたロシアGPでポイントを逃したことが悔やまれる。
完走率100パーセントは、リカルドのほかにフォース・インディアのセルジオ・ペレスと、マノーのエステバン・オコン、マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンが記録している。ただし、オコンはベルギーGPからの9戦。バンドーンは、アロンソの代役として出場したバーレーンGPの1戦のみの数字だ。
2016年F1ドライバー別・入賞率&完走率
順位ドライバー入賞回数入賞率完走回数完走率リタイア1D.リカルド2095.2%21100.0%02N.ロズベルグ2095.2%2095.2%13L.ハミルトン1990.5%1990.5%24M.フェルスタッペン1781.0%1885.7%35S.ベッテル1781.0%1781.0%46K.ライコネン1781.0%1781.0%47S.ペレス1676.2%21100.0%08V.ボッタス1571.4%1990.5%29N.ヒュルケンベルグ1466.7%1781.0%410F.マッサ1361.9%1885.7%311C.サインツJr.1047.6%1781.0%412F.アロンソ942.9%1781.0%313J.バトン733.3%1571.4%614R.グロージャン523.8%1676.2%515D.クビアト523.8%1571.4%616K.マグヌッセン29.5%1781.0%417F.ナッセ14.8%1781.0%418P.ウェーレイン14.8%1676.2%519J.パーマー14.8%1571.4%620S.バンドーン1* 100%1* 100%021M.エリクソン00.0%1676.2%522E.グティエレス00.0%1676.2%523R.ハリアント0* 0.0%9* 75.0%324E.オコン0* 0.0%9* 100.0%0
*バンドーンはバーレーンGPの1戦、ハリアントは開幕戦からドイツGPまでの12戦、オコンはベルギーGPから最終戦までの9戦出場。
コンストラクター別の入賞率ランキングはマノーとザウバーの順位を除いてコンストラクターズランキングと同じ並びになった。
完走率では3位のフェラーリが81パーセントと上位陣のなかでは低く、4位のフォース・インディアと約10パーセントもの差があることが分かる。今シーズンは全チームが75パーセント以上の完走率を記録。極端に完走率の低いクルマはいなかった。
2016年F1コンストラクターズ別・入賞率&完走率
順位コンストラクター入賞回数入賞率完走回数完走率リタイア1メルセデス3992.9%3992.9%32レッドブル・TAGホイヤー3685.7%3992.9%33フェラーリ3481.0%3481.0%84フォース・インディア・メルセデス3071.4%3890.5%45ウイリアムズ・メルセデス2866.7%3788.1%56マクラーレン・ホンダ1740.5%3378.6%97トロロッソ・フェラーリ1638.1%3276.2%108ハース・フェラーリ511.9%3276.2%109ルノー37.1%3276.2%1010マノー・メルセデス12.4%3481.0%811ザウバー・フェラーリ12.4%3378.6%9