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中山優馬が極刑望む殺人犯役、ドラマ『北斗』に宮本信子、松尾スズキら

2016年12月16日 10:21  CINRA.NET

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左から近藤綾子役の宮本信子、高井聡一役の松尾スズキ
3月25日からWOWOWで放送される『連続ドラマW 北斗 -ある殺人者の回心-』の追加キャストが発表された。

石田衣良の小説『北斗 ある殺人者の回心』をもとにした同作は、殺人犯として勾留され、極刑を望む20歳の青年・端爪北斗を主人公に据えた作品。実の両親から激しい虐待を受け、愛に飢えた少年時代を過ごした北斗が殺人を犯すに至るまでの残酷な日々や、彼に下される「審判」を描く。これまでに北斗役を中山優馬が演じることが明らかになっていた。監督は瀧本智行。

今回出演が明らかになったのは、北斗に生まれて初めて「親の愛情」を教える里親・近藤綾子役の宮本信子、北斗の心の闇に触れ、極刑の回避に尽力する弁護士・高井聡一役の松尾スズキ、北斗に激しい虐待をする実の両親役の村上淳と中村優子、綾子の里子・鞠谷明日実役の伊藤沙莉ら。

宮本は同作について「なんて苦しい物語なんだろうと思いました。しかしながら、そこにある愛や生きることの強さに惹かれ、そして信頼している瀧本監督の情熱と心意気に打たれ、喜んでこの役をお引き受けいたしました。また、主演の中山優馬さんにお会いした時、彼の持つオーラと目の輝きに圧倒されました。北斗君の人生における、唯一幸福に満ちた時間を、共に精一杯生きたいと思い、撮影に挑みました」とコメント。

また松尾は「死刑制度に対する、執着を超えたこだわりが本作では描かれています。マジメさを突き抜けた狂気のようなものを感じていただければと思います」とのコメントを寄せている。