トップへ

マクラーレン・ホンダF1のチーフレースエンジニアがルノーに移籍

2016年12月16日 09:41  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

キアロン・ピルビームとストフェル・バンドーン
ルノーF1チームは、ワークスチームとしての体制強化に努めるなか、ロブ・ホワイトがシャシー部門のオペレーションズディレクターに就任し、マクラーレン・ホンダからキアロン・ピルビームが移籍しチーフレースエンジニアを務めることを発表した。

 15日、ルノーはシャシー部門における体制変更を発表した。

 エンジン部門で副マネジングディレクターおよびテクニカルディレクター(エンジン)を務めたホワイトは、シャシー部門に異動となりオペレーションズディレクターに就任する。またマクラーレン・ホンダのピルビームが新たにチーフレースエンジニアを務めることも明らかになった。

 ピルビームはBAR時代にジャック・ビルヌーブや佐藤琢磨と働き、レッドブルではクリスチャン・クリエン、ロバート・ドーンボス、マーク・ウエーバーらのレースエンジニアを務め、ルノーの前身ロータスに1年所属した後、2014年にマクラーレンに加入し、チーフレースエンジニアを務めていた。

 F1ワークス活動を開始したルノーは、2016年はランキング9位に終わったが、今年の目標は2017年以降の飛躍のためにスタッフとインフラを増強することであったと、ルノー・スポール・レーシングのマネジングディレクター、シリル・アビテブールは述べている。ルノーによると、すでにシャシー部門の人員を20パーセント増やしたということだ。

「1年を通して人員を増やし続けた。優秀なスタッフに加入してもらうことを目標にしているが、同時に、トップチームを相手に戦えるレベルまで成長するため、(シャシー部門の)エンストンの人員を大幅に増やす必要もある」とアビテブールは語った。