2016年のF1シーズンをさまざまな記録で振り返る『F1データランキング』。今回は予選と決勝におけるチームメイトバトルだ。
このデータで最初に注目すべきは、2016年もタイトル争いを繰り広げたメルセデスのふたり。同士討ちにより両者リタイアに終わったレースはカウントしていないため、ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンのレースでの勝敗数は互角。PUのトラブルに見舞われノーポイントに終わったマレーシアGPでの取りこぼしが、タイトル争いに大きく影響を与えたということが読み取れる。
また、フェラーリのふたりはキミ・ライコネンが予選では勝ち越しているが、決勝の戦績はセバスチャン・ベッテルが上回る結果となった。シーズン序盤にドライバーが代わったレッドブルは予選、決勝ともにダニエル・リカルドが勝ち越した。
マクラーレン・ホンダに目を移すと、アロンソは負傷欠場のバーレーンGPと、トラブルによりタイム計測を行っていないベルギーGPを除く全19戦中、じつに15回ジェンソン・バトンを上回っている。下位チームでは、マノーのパスカル・ウェーレインに対し、ベルギーGPからデビューしたエステバン・オコンが決勝の戦績で上回っているのが印象的だ。
2016年チームメイト対決 予選
TeamDriverWinDriverWinメルセデスL.ハミルトン12勝N.ロズベルグ9勝レッドブルD.リカルド11勝M.フェルスタッペン6勝レッドブルD.リカルド4勝D.クビアト0勝フェラーリS.ベッテル10勝K.ライコネン11勝フォース・インディアN.ヒュルケンベルグ12勝S.ペレス9勝ウィリアムズF.マッサ4勝V.ボッタス17勝マクラーレンF.アロンソ15勝J.バトン5勝トロロッソM.フェルスタッペン3勝C.サインツJr1勝トロロッソD.クビアト6勝C.サインツJr11勝ハースR.グロージャン12勝E.グティエレス9勝ルノーK.マグヌッセン12勝J.パーマー9勝ザウバーM.エリクソン13勝F.ナッセ8勝マノーP.ウェーレイン7勝R.ハリアント5勝マノーP.ウェーレイン6勝E.オコン2勝
2016年チームメイト対決 決勝
TeamDriverWinDriverWinメルセデスL.ハミルトン10勝N.ロズベルグ10勝レッドブルD.リカルド10勝M.フェルスタッペン7勝レッドブルD.リカルド3勝D.クビアト1勝フェラーリS.ベッテル14勝K.ライコネン7勝フォース・インディアN.ヒュルケンベルグ8勝S.ペレス13勝ウィリアムズF.マッサ9勝V.ボッタス12勝マクラーレンF.アロンソ12勝J.バトン8勝トロロッソM.フェルスタッペン2勝C.サインツJr2勝トロロッソD.クビアト3勝C.サインツJr12勝ハースR.グロージャン9勝E.グティエレス10勝ルノーK.マグヌッセン11勝J.パーマー9勝ザウバーM.エリクソン12勝F.ナッセ8勝マノーP.ウェーレイン10勝R.ハリアント1勝マノーP.ウェーレイン3勝E.オコン6勝