事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けたスパイが独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
ロズベルグ後任問題:3人目の新たな候補者の噂
ニコ・ロズベルグの後任の座を争っているのは、どうやらバルテリ・ボッタスとパスカル・ウェーレインだけではないらしい。ここ数日、カルロス・サインツJr.の名前が取り沙汰され始めているのだ。
トト・ウォルフの個人的なお気に入りが、ボッタスであることに変わりはない。ただ、ウォルフ自身がマネージメント・チームの一員であり、しかも長年にわたってウイリアムズの大株主だったという「コネ」を使っても、ボッタスの契約を解除させるのはなかなか難しいようだ。
これに対して、サインツJrの契約には「ワークスチームからオファーがあった場合には、契約を解除できる」という条項がある。とはいえ、ボッタスと比べると、彼の経験不足とクラッシュの多さは歴然としているため、ウォルフにとっては第2希望の候補だという。
元々メルセデスの契約下にあるウェーレインは、ウォルフが腹を決めさえすれば、いつでも起用できるドライバーだ。したがって、現時点ではボッタスとサインツJrの両方を逃した場合の保険と考えられているようだ。
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