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ヴィクトリアズ・シークレットショーの“羽根”秘話 制作時間は最大400時間!!

2016年12月15日 14:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

今年もショーに出演したケンダル・ジェンナー(出典:https://www.instagram.com/kendalljenner)
11月30日に仏パリで行われたヴィクトリアズ・シークレット(Victoria's Secret 以下VS)のファッションショー。毎年ゴージャスな羽根を背負ってランウェイを歩く“エンジェル”と呼ばれるVSのモデルたち。今年のファンタジーブラの金額は約3億円で、選ばれたエンジェルはジャスミン・トゥークスであった。最近のショーでは、ファンタジーブラだけでなく大きくてゴージャスな羽根にも注目が集まっている。「あの羽根は重そう」「すごい!」などと気になる方もいるだろう。その羽根の重さや制作時間について、デザイナーのマリアン・ホース氏が事細かに明かした。

ケンダル・ジェンナー、ジジ・ハディッドらが出演した今年のヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー。ステージでエンジェルたちが羽根を背負っている時間はわずか数分だが、デザインによって異なるものの制作には30~400時間もかかるという。

この羽根が出来上がるまでの過程について、マリアン・ホース氏は『Teen Vogue』誌で次のように説明している。

「1つの羽根につき4~6回のフィッティングを行います。まず1回目は、エンジェルたちに羽根の模型を実際に背負ってもらいフィットするか確認。それが完了したら、素材や装飾をその模型に施していく作業に取り掛かります。2回目のフィッティングでは、その羽根が跳ねたり揺れたりしないか、エンジェルたちにとって重過ぎないかをチェックします。」

「3回目のフィッティングは、デザインチームが羽根とVSの下着を合わせて見ます。そして4回目のフィッティングで、その出来上がった羽根と下着を身につけたエンジェルたちが見られることになります。」

その他にデザイン、パターン、生地などのミーティングもじっくり行い、かなりの時間をかけてあの豪華絢爛な羽根が制作されているのだ。

また羽根を背負って颯爽とランウェイを歩き、ターンを美しくこなすエンジェルたちだが、ホース氏はその重さについてもこう語っている。

「一番重い羽根で大体8キロくらい。最大サイズの羽根でも5.4キロほどしかありませんよ。ジュエリーをちりばめたものはもっと重いけど、今年は450グラム~3.6キロの間にしました。」

膨大な時間をかけて出来上がった羽根は、多くの人の目を惹きつける。ホース氏は最後にこう述べている。

「私たちはショーのために6点の羽根を作りました。でも一番難しいのは『どの羽根が最も美しいか』を選ぶことですね。」

出典:https://www.instagram.com/kendalljenner
(TechinsightJapan編集部 Mai)