ドゥカティ代表のルイジ・ダッリーニャは、2度のチャンピオンでありチームのテストライダーを務めているケーシー・ストーナーに対し、2017年はより緊密な関係を築くことを望んでいる。
2007年にドゥカティで、そして2011年にホンダでタイトルを獲得したストーナーは、2012年シーズンの終わりで現役を引退。その後3年間はホンダのテストライダーを務めていた。
2016年にドゥカティに戻った後はテストに4度参加したものの、噂されていたオーストラリアGPでのワイルドカード参戦は実現しなかった。
この協力関係は来年も継続されることになっており、ダッリーニャは来年ホルヘ・ロレンソがレースライダーとしてチームに加わる際に、ストーナーのノウハウをより活用できるようにしたいと考えている。
「ケーシーが2016年に我々のチームに加わってくれたことを嬉しく思うよ」とダッリーニャ。
「マシン開発のためにさらなるデータやアイデアをもたらしてくれたんだ。とても重要な存在だったよ。彼と仕事ができてとても幸せだし、誇りに思っている」
「来年、彼にはより多くのテストをしてほしいと考えている。その経験を我々にもたらし、マシンの開発のため、そしてプロセスの速度を上げるために私、そして技術部門とより緊密に働いてほしいと思っている」
先月ロレンソがバレンシアでドゥカティでの初めてのテストを行った際にストーナーはガレージにいた。そしてダッリーニャはワールドチャンピオンたちの相互作用に満足したようだ。
ダッリーニャはストーナーについて「ホルヘ(・ロレンソ)だけでなく、私や(アンドレア・)ドビジオーゾも彼と働けたことに満足している。彼には多くの経験があり、我々が正しい方向に進んでいく助けになると考えている」とコメントした。
2016年にポイントランキング5位でシーズンを終えたドビジオーゾはストーナーと共に多くのテストを行った。ドビジオーゾはストーナーのデータが2017年に再度重要になると信じており、特にデスモセディチと新加入のロレンソために約立つと考えている。
「ケーシーを僕たちのチームに迎え入れるのは非常に重要なことだ」とトビジオーゾ。
「彼にはドゥカティでの経験がたくさんあり、彼がここでレースをしていたときからチームにいる人々が大勢いる。だからチャンピオンを僕たちのチームに迎え入れるのはいつだって素晴らしいことだ。三者三様のライディングスタイルがあるが、これは悪いことではない」
「重要なフィードバックをすべて得ることが重要だと考えているし、それをうまいやり方で管理したいね」