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17年デイトナ24時間に参戦するBMW M6 GTLM”アートカー”を公開

2016年12月14日 17:21  AUTOSPORT web

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2017年のデイトナ24時間に参戦するBMW M6 GTLM"アートカー"
2017年1月に開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)最大の1戦、デイトナ24時間に向けてBMWが恒例となる"アートカー"を披露した。

 BMWのファクトリーチームとなるレイホール・レターマン・ラニガン(RLL)がオペレートするこのM6 GTLMは、今回で19回目を数えるBMW恒例の"リベリー"となる。

 今月初旬にアメリカ・マイアミで開催された『アート・バーゼル』で発表されたマシンだが、過去にはアレクサンダー・カルダー、ロイ・リヒテンシュタイン、アンディ・ウォーホルら、錚々たる面々が担当。その今季デザインを任されたのは、北米のコンセプチュアル・アーティストであるジョン・バルデッサリ。「FAST」という言葉が特徴的なこのイメージワークは、バルデッサリによれば「愉快な風刺」の意図を込めたものだという。

 デイトナ24時間本戦でこのマシンをドライブするのは、IMSAのレギュラーを務めるビル・オーバーレンに、DTMコンビのアウグスト・ファルファス、ブルーノ・シュペングラー、そしてロウェのM6でスパ24時間を制したアレクサンダー・シムスのラインナップが予定される。


「アートカーのドライブは初めてのこと。僕にとって非常に特別な機会だし、大きな名誉を感じる。 BMWアートカーは長い歴史を持ち、デイトナでこの歴史の一部になることを本当に楽しみにしているよ」と語るのは、今回初めてステアリングを握ることになったスペングラー。

 また、ファルファスもデイトナ24時間制覇に向け、このアートカーが力になってくれると語る。

「BMWによるレースカーは最初から芸術品みたいなものだけど、アートカーになればその特別さがより際立つ。僕が懸念しているのは、デイトナ24時間は想像以上にクールでタフなレースだということ。でも、ドライバーにとっては素晴らしい雰囲気と素晴らしいチームでモータースポーツ・シーズンをスタートできるのはうれしい。僕らはすでに勝利に近づき、昨年は2位で終えている。おそらく2017年は勝利に手が届くはずだよ」