2016年シーズンF1データランキング。今回はペナルティポイント&罰金王。
全戦を通じてもっともペナルティポイントが多かったドライバーは、トロロッソのダニール・クビアト。
クビアトが2016年シーズンで起こした印象的なペナルティは第4戦ロシアでのセバスチャン・ベッテルへの追突だろう。決勝スタート直後にベッテルに2度にわたって追突、リタイアに追い込まれたベッテルは激怒し、レッドブルのチームメイトだったダニエル・リカルドもふたりの事故に巻き込まれる形でマシンにダメージを受けノーポイントに終わってしまった。
決勝レースの数日後、クビアトはトロロッソへの降格が言い渡されている。
2016年F1ペナルティポイントランキングドライバーチームペナルティポイント1D.クビアトトロロッソ82E.グティエレスハース73S.ベッテルフェラーリ64N.ロズベルグメルセデス65C.サインツJr.トロロッソ56J.パーマールノー47E.オコンマノー48K.マグヌッセンルノー49F.ナッセザウバー410P.ウェーレインマノー411R.ハリアントマノー412B.ボッタスウイリアムズ413S.ペレスFインディア314F.マッサウイリアムズ215K.ライコネンフェラーリ216M.エリクソンザウバー217N.ヒュルケンベルグFインディア218M.フェルスタッペンレッドブル1
第1戦オーストラリアGP
●No.88 ハリアントはFP3でアンセーフ・リリースによる衝突のため3グリッド降格ペナルティ
第2戦バーレーンGP
●No.77 ボッタスはレース・スタート直後ターン1のNo.44ハミルトンとの接触によりドライブスルー(レース中に消化)
第3戦中国GP
●No.27 ヒュルケンベルグはレース中のピット入口での不必要な低速走行により5秒ペナルティ(レース中に消化)
第4戦ロシアGP
●No.26 クビアトはレーススタート直後のNo.5ベッテルとの2度の接触により10秒のストップ&ゴー・ペナルティ
●No.21 グティエレスはレーススタート直後のターン2でのNo.27ヒュルンケンベルグとの接触によりドライブスルー・ペナルティ
●No.55 サインツJr.はレースで、No.30パーマーをコース外に追いやったため10秒加算ペナルティ
第5戦スペインGP
●No.20 マグヌッセンはレースで、No.30パーマーをコース外に追いやったため10秒加算ペナルティ
第6戦モナコGP
●No.94 ウェーレインはレース中、バーチャルセーフティカー時のミニマムタイムを上まわらなかったため10秒ペナルティ、青旗無視のため10秒加算ペナルティ
●No.77 ボッタスはレースで、No.21グティエレスとの衝突の原因を作ったため10秒加算ペナルティ
●No.9 エリクソンはレースで、No.12ナッセとの衝突の原因を作ったため次戦で3グリッド降格ペナルティ
●No.26 クビアトはレースで、No.20マグヌッセンとの衝突の原因を作ったため次戦で3グリッド降格ペナルティ
第7戦カナダGP
なし
第8戦ヨーロッパGP
●No.7 ライコネンはピット入口の白線カットにより5秒ペナルティ
第9戦オーストリアGP
●No.6 ロズベルグは決勝でNo.44ハミルトンとの接触により10秒ペナルティ
●No.30 パーマーとNo.12ナッセとNo.88ハリアントは予選中に黄旗下での減速が不十分だったため3グリッド降格ペナルティ
第10戦イギリスGP
●No.5 ベッテルは決勝でNo.19マッサをコース外に追いやったため5秒ペナルティ、レース中に未消化により決勝タイムに加算
第11戦ハンガリーGP
●No.21 グティエレスは決勝で青旗無視により5秒ペナルティ、レース中に未消化により決勝タイムに加算
第12戦ドイツGP
●No.6 ロズベルグは決勝でNo.33フェルスタッペンをコース外に追いやったため5秒ペナルティ、レース中に消化
●No.55 サインツJr.は予選でNo.19マッサを妨害したため3グリッド降格ペナルティ
第13戦ベルギーGP
●No.21 グティエレスはFP3でNo.94ウェーレインを妨害したため5グリッド降格ペナルティ
第14戦イタリアGP
●No.12 ナッセは決勝でNo.30パーマーと衝突したため10秒ペナルティ、レース中に消化
第15戦シンガポールGP
●No.31 オコンは決勝でセーフティカー出動中に他車(No.12ナッセ)を追い抜いたため5秒ペナルティ、レース中に消化
●No.11 ペレスは予選で黄旗2本振動時に他車(No.21グティエレス)を追い抜いたため3グリッド降格ペナルティ
第16戦マレーシアGP
●No.6 ロズベルグは決勝で他車(No.7ライコネン)との衝突原因を作ったため10秒ペナルティ、レースタイムに加算
●No.5 ベッテルは決勝スタート直後の他車(No.6ロズベルグ)との衝突原因を作ったため次戦で3グリッド降格ペナルティ
第17戦日本GP
なし
第18戦アメリカGP
●No.26 クビアトは決勝で他車(No.11ペレス)との衝突の原因を作ったため10秒ペナルティ。レース中に消化
●No.20 マグヌッセンは決勝でコースを外れてアドバンテージを得たため5秒ペナルティ。レースタイムに加算
第19戦メキシコGP
●No.26 クビアトは決勝でコースを外れてアドバンテージを得たため5秒ペナルティ。レースタイムに加算
●No.5 ベッテルは決勝でブレーキング中に進路変更をしたため10秒ペナルティ。レースタイムに加算
●No.55 サインツJr.は決勝で他車(No.14アロンソ)をコース外に押しやったため5秒ペナルティ。レースタイムに加算
●No.33 フェルスタッペンは決勝でコースを外れてアドバンテージを得たため5秒ペナルティ。レースタイムに加算
第20戦ブラジルGP
●No.31 オコンは予選で他車(No.30パーマー)を妨害したため、3グリッド降格ペナルティ
●No.19 マッサは決勝中のセーフティカー退去時に指定ライン手前で他車(No.21グティエレス)を抜いたため5秒ペナルティ。レース中に消化
第21戦アブダビGP
●No.30 パーマーは決勝中にNo.55サインツJr.との衝突の原因を作ったため5秒ペナルティ。レースタイムに加算
2016年シーズンの罰金王は、計11000ユーロの罰金となったルイス・ハミルトン。だが、こちらは第12戦ドイツGPのFP3でのアンセーフリリースによる罰金が大半を占めているので、実質的な罰金王はセルジオ・ペレスだろう。ペレスは、最も多いときで計3回のピットレーン速度違反(第10戦イギリスGP)による罰金を課されている。
2016年F1ドライバー罰金王順位ドライバーユーロ回数1位L.ハミルトン11000(約135万円)22位S.ペレス7700(約94万円)73位E.グティエレス5800(約71万円)34位K.ライコネン5200(約64万円)25位C.サインツJr.1300(約16万円)36位F.ナッセ1200(約15万円)26位N.ロズベルグ1200(約15万円)28位N.ヒュルケンベルグ1000(約12万円)19位J.バトン400(約5万円)19位P.ウェーレイン400(約5万円)111位F.マッサ200(約2万5千円)111位D.クビアト200(約2万5千円)111位S.ベッテル200(約2万5千円)111位V.ボッタス200(約2万5千円)111位R.ハリアント200(約2万5千円)1
第1戦オーストラリアGP
●No.55 サインツJr.は予選でピットレーン・スピード違反2回(61.2km/hと64.4km/h)によりチームに計700ユーロの罰金
第2戦バーレーンGP
●No.94 ウェーレインはFP1でピットレーン・スピード違反(83.1km/h)によりチームに400ユーロの罰金
第3戦中国GP
●No.11 ペレスはレース中のピットアウト時のアンセーフリリースによりチームに5000ユーロの罰金
第4戦ロシアGP
●No.21 グティエレスはFP1でのピットレーン・スピード違反(65.4km/h)によりチームに600ユーロの罰金
●No.11 ペレスはFP1でのピットレーン・スピード違反(62.0km/h)によりチームに200ユーロの罰金
●No.88 ハリアントはFP3でのピットレーン・スピード違反(61.8km/h)によりチームに200ユーロの罰金
第5戦スペインGP
●No.27 ヒュルケンベルグはFP1でピットレーン・スピード違反(91.8km/h)により、チームに1000ユーロの罰金
●No.55 サインツJr.は予選でのピットレーン・スピード違反(85.9km/h)により、チームに600ユーロの罰金
第6戦モナコGP
●No.6 ロズベルグはFP1でピットレーン・スピード違反(66.9km/h)によりチームに700ユーロの罰金
第7戦カナダGP
なし
第8戦ヨーロッパGP
なし
第9戦オーストリアGP
●No.12 ナッセはFP1でピットレーン・スピード違反(81.8km/h)によりチームに200ユーロの罰金
●No.7 ライコネンはFP2でピットレーン・スピード違反(81.4km/h)によりチームに200ユーロの罰金
●No.22 バトンはFP3でピットレーン・スピード違反(83.7km/h)によりチームに400ユーロの罰金
第10戦イギリスGP
●No.11ペレス はFP1で2回、予選で1回のピットレーン・スピード違反(82.7km/h、92.3km/h、86.7km/h)によりチームに300ユーロと1000ユーロと700ユーロの罰金
第11戦ハンガリーGP
●No.19 マッサはFP2でピットレーン・スピード違反(81.6km/h)によりチームに200ユーロの罰金
●No.5 ベッテルはFP2でピットレーン・スピード違反(81.4km/h)によりチームに200ユーロの罰金
●No.21 グティエレスはFP3でピットレーン・スピード違反(82.0km/h)によりチームに200ユーロの罰金
第12戦ドイツGP
●No.44 ハミルトンはFP3でのガレージからのアンセーフリリースによりチームに10000ユーロの罰金
第13戦ベルギーGP
●No.12 ナッセはFP1でピットレーン・スピード違反(95.1km/h)によりチームに1000ユーロの罰金
第14戦イタリアGP
●No.11 ペレスはFP3でピットレーン・スピード違反(82.2km/h)によりチームに300ユーロの罰金
第15戦シンガポールGP
●No.26 クビアトは予選でピットレーン・スピード違反(61.5km/h)によりチームに200ユーロの罰金
●No.11 ペレスは予選でピットレーン・スピード違反(61.2km/h)によりチームに200ユーロの罰金
●No.6 ロズベルグはレコナサンスラップでピットレーン・スピード違反(64.1km/h)によりチームに500ユーロの罰金
第16戦マレーシアGP
●No.21 グティエレスは決勝でアンセーフ・リリースによりチームに5000ユーロの罰金
第17戦日本GP
なし
第18戦アメリカGP
●No.7 ライコネンは決勝でのアンセーフ・リリースによりチームに5000ユーロの罰金
第19戦メキシコGP
なし
第20戦ブラジルGP
なし
第21戦アブダビGP
●No.44 ハミルトンはFP1でピットレーン・スピード違反(90.5km/h)によりチームに1000ユーロの罰金
●No.77 ボッタスはFP3でピットレーン・スピード違反(81.7km/h)によりチームに200ユーロの罰金