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『FNS歌謡祭』2016年アイドルコラボへの期待 11組116名集結メドレーの見どころ

2016年12月14日 15:11  リアルサウンド

リアルサウンド

AKB48『ハイテンション』(Type A・初回限定盤)

 12月14日に『2016 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)が放送される。


(関連:AKB48Gと乃木坂46&欅坂46の力関係はどう変化した? 『FNSうたの夏まつり』の反響を読む


 今年の『FNS歌謡祭』は2週連続での放送となり、前週12月7日放送の「第1夜」では、グランドプリンスホテル新高輪「飛天」から華やかなショーが繰り広げられた。「第2夜」はお台場フジテレビより、38の共演がパフォーマンスされる。その中でも注目したいのが、11組116名によるアイドル大集結メドレーだ。


 振り返ると、昨年の『2015FNS歌謡祭 THE LIVE』での企画「アイドル・コラボレーション・メドレー」を皮切りに、森高千里、渡部建が司会を務める『FNSうたの夏まつり』を含めた同局の大型音楽特番での“アイドルコラボ”に大きな期待が抱かれるようになった。始まりはAKB48グループ、坂道シリーズ、ハロー!プロジェクト、スターダストのアイドル総勢99名が集結したコラボ。ハロプロとAKB48初共演での「LOVEマシーン」や、この日がテレビ初パフォーマンスとなった欅坂46が、乃木坂46やAKB48と「制服のマネキン」を歌い踊り、コラボ終盤ではAKB48とももいろクローバーZが初タッグ。歌詞をアレンジしながら「大声ダイヤモンド」、「行くぜっ!怪盗少女」と互いの楽曲をカバーし合い、ラストは99名による「恋するフォーチュンクッキー」で大団円を迎えた。


 今夏放送の『2016 FNSうたの夏まつり』では一夜限りのグループ「48&46ドリームチーム」が結成され、欅坂46の楽曲「サイレントマジョリティー」を披露。2列目に指原莉乃、柏木由紀、1列目に白石麻衣、西野七瀬、両脇に山本彩、渡辺麻友を据えた生駒里奈がセンターを務めた。各グループを代表する16名による緊張感と気迫に満ちたパフォーマンスは大きな反響を呼び、放送後iTunesランキングでは「サイレントマジョリティー」が64位から6位まで急上昇した。


 今回の放送に現在ラインナップされているのは、五十音順にAKB48、SKE48、NMB48、℃-ute、欅坂46、私立恵比寿中学、乃木坂46、ふわふわ、モーニング娘。’16、ももいろクローバーZ、森保まどか(HKT48)の11組116名。オフィシャルホームページには、「アイドルコラボメドレー2016」と題してコラボの組み合わせリストが紹介されているが、11月26日放送の『FNS歌謡祭SP!!』内で企画詳細が明かされている。


 「モーニング娘。’16×指原莉乃」では「ザ☆ピ~ス!」を披露。モー娘。のコンサートにも度々足を運び、Twitterに溢れる思いの丈を綴るほどの大ファンである指原が、どのようなパフォーマンスを見せるのか。推しメンである佐藤優樹への素振りにも要注目だ。「AKB48×ももいろクローバーZ」は、「言い訳 Maybe」で共演。この曲は、ももクロの玉井詩織、佐々木彩夏がライブでカバーしていた楽曲であり、地上波では初披露となる。ラストは、総勢116名によるAKB48の「桜の花びらたち」でフィナーレを迎える予定とのこと。


 さらに、客席もアイドルのみとなることがアナウンスされており、『2016 FNSうたの夏まつり』の企画「アイドルプールサイドパーティー」で見られたアイドルがアイドルに声援を送る様子が思い浮かぶ。夏にはももいろクローバーZの「ココ☆ナツ」で乃木坂46の秋元真夏が、カメラの画角に収まるステージ後ろのポジションに移動し、<どっきゅーん ずっきゅーん>の歌詞を待ち構えて得意技である“ずっきゅん”を披露していた。そんなところまで楽しめることもこのコラボレーションが生み出す魅力の一つだろう。


 また、「乃木坂46×欅坂46」のコラボレーション楽曲は明らかになってはいないが、オフィシャルホームページには「乃木坂46・欅坂46の新メンバーも初歌唱!」と明記されている。欅坂46のアンダーグループに当たる「けやき坂46(ひらがなけやき)」は10月28日に赤坂BLITZにて『ひらがなおもてなし会』を開催。乃木坂46の3期生は12月10日に日本武道館にて『お見立て会』を行っている。両グループ共に初々しさは残るものの、意気込みに満ちたパフォーマンスを披露していた。昨年、同番組で欅坂46が「制服のマネキン」をテレビ初歌唱し注目を集めたように、両グループの新メンバーにもますます関心が集まるはずだ。


(渡辺彰浩)