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NAKAJIMA RACINGに移籍の松浦孝亮「新鮮な感じで楽しみ」

2016年12月14日 13:21  AUTOSPORT web

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64号車NSX-GTとベルトラン・バゲット、松浦孝亮
12月14日、ツインリンクもてぎで2台のホンダNSX-GTがシェイクダウンとチーム体制発表を行った。64号車NAKAJIMA RACINGには、新たにAUTOBACS RACING TEAM AGURIから松浦孝亮が加入し、ベルトラン・バゲットとコンビを組むことになった。

 中嶋悟監督率いるNAKAJIMA RACINGは、2016年まで中嶋大祐とバゲットというコンビで戦っていたが、2017年に向けて新たに体制を変更。大祐がTEAM無限に移籍し、ARTAから松浦が加入することになった。

 この日のためにヨーロッパから戻ったばかり(ちなみに、帰国の飛行機ではフィギュアスケートの羽生結弦選手と同じ便だったという)の松浦は、真新しいテスト用のスーツに身を包み記者発表会に姿をみせ、「64号車、NAKAJIMA RACINGでドライブすることになりました松浦です」と自己紹介した。

「自分としても中嶋さんのチームでドライブするのはイメージしていなかったところが大きいですが、このチームでドライブして、ダンロップタイヤとNSX-GTを開発するのは新鮮な感じで楽しみです」と松浦。

「バゲット選手はインディカーの経験もあるし、自分のキャリアと繋がっている部分もあります。彼のここ数年のレースを見ていてもとても面白いレースをしていますし、予選も速い。チームメイトとしてはすごく頼もしく感じています」

「中嶋監督とは同じ愛知県出身で、自分が鈴鹿サーキット・レーシングスクールに入校したときの校長先生としてお世話になっています。こうして中嶋監督のもとで走るのが楽しみですし、NSX-GT、ダンロップとともに表彰台、そして優勝を目指して一生懸命走りたいと思います」

 また、新たに松浦のチームメイトとなったバゲットは「ホンダ、NAKAJIMA RACINGと4年目のシーズンを迎えることができてとても嬉しく思っているよ。2017年もダンロップとともに戦うことになるけど、今までまだ勝てていない。だから17年こそ勝利をつかみたいと思っているよ」と語った。

「コウスケをチームに迎えられて嬉しく思っている。経験豊富なドライバーだし、いろいろなものをチームにもたらしてくれると思う。全力を尽くしてがんばるので、皆さんぜひ応援して欲しい」

 この日のシェイクダウンでは、午前にバゲットがステアリングを握りコースインし、松浦はそれを見守った。長年オレンジのカラーリングのマシンをドライブしていただけに、ブルーのチームカラーがまだ目には馴染まないが「これから慣れますよ!」と笑顔で語っていた。