2017年から開催が予定されているブランパンGTシリーズ・アジアに向けて、今季スーパー耐久でフェラーリ488 GT3を走らせているハブオート・レーシングが、ポルシェ・ケイマンGT4・クラブスポーツMRで参戦するとSROモータースポーツ・グループから発表された。
ブランパンGTシリーズ・アジアは、ヨーロッパで隆盛を誇るブランパンGTのアジア版。2017年は鈴鹿、富士を含む全6戦で開催予定で、セパン12時間が開催されていた12月9日には、セパンサーキット内でSRO代表のステファン・ラテルから概要が説明された。
その際には17年のシリーズに向けて、先にシーズンエントリーを表明した20チームに対して、年間40万ドル(約4,600万円)の輸送援助が提供されることが発表されるなど、早期のエントリーに対する優遇措置が明らかにされているが、11日にハブオート・レーシングが参戦を表明した。
今季スーパー耐久にフェラーリ488 GT3を投入し、モーリス・チェンと吉本大樹が中心となって活動してきたハブオートは、来季ブランパンGTシリーズ・アジアに、セパンにも展示されていたポルシェ・ケイマンGT4・クラブスポーツMRを投入するという。
「こうして早期に我々のレースプランを発表できて嬉しく思う。ブランパンGTシリーズ・アジアは我々には完璧なシリーズだ。日本にも2回いくし、テレビ放送も我々のパートナーには素晴らしいことだ。我々はGT3プログラムと並行してこの機会を見つけたんだ」と語るのはチーム代表で、ドライバーも務めるモーリス・チェン。
すでにブランパンGTシリーズ・アジアには、グループMレーシングが3台のメルセデスベンツAMG GT3での参戦を表明している。