過去2シーズンに渡り、イギリス・ツーリングカー選手権(BTCC)でレーザーツール・レーシングのメルセデス・ベンツAクラスをドライブしてきたエイデン・モファットが、10月末にイギリス・ドニントンパークでチームBMRのスバル・レヴォーグをテストドライブ。2017年シーズンの去就に注目が集まったが、20歳の若手は引き続きメルセデスをドライブすることを決断した。
10代最後となるタイミングでスバル・レヴォーグをテストしたスコットランド人のモファットは、そのテスト参加の経緯を次のように説明した。
「僕はつねに自分自身を高めたいと願っているし、テストのチャンスが来た時に(参加するという)選択をした、というだけなんだ」
「レースカーとして後輪駆動のマシンをドライブしたのはこれで2台目だったけど、ドライビングスタイルをアジャストするのに少し時間がかかった。それでもスバルをドライブするのは本当に楽しかったよ」
2016年のシーズンを選手権ランク14位で終え、インディペンデント・トロフィーでは5位となったモファットは、来季に向けて移籍か残留かを検討した結果、自らとともに成長してきたチームに残留することを選んだ。
「2016年はフルシーズンを通してメルセデスのあらゆる領域をアップデートしてきた。2017年の開幕を前にして、そのペースは落ちていない。このオフの間にもさらなる進化を遂げているんだ」
「レースエンジニアのフェデリコ・タラタと1年を一緒に過ごし、お互いがどのように考えているかを知っている。これがレース結果に対して支配的な影響をもたらすんだ」
「最終戦のブランズハッチではマシンの感触がとても素晴らしく、ペースも良かったし、望んだとおりの場所にクルマを自在に持っていくことができた。この自信がベースになる上、来年のTOCAエンジン(オーガナイザーが供給する共通エンジン)のパフォーマンス向上を加味して、とてもポジティブな状態で2017年を迎えることができるはずだ」