世界ラリー選手権(WRC)4年連続チャンピオンのセバスチャン・オジエが、Mスポーツと2017年の契約を結んだことが正式に発表された。
フォルクスワーゲンのWRC撤退により2017年に向けて選択肢を検討していたオジエだが、今週月曜、Mスポーツ代表のマルコム・ウィルソンと契約条件で合意に達した。
オジエは11月にウェールズでMスポーツの2017年型フォード・フィエスタWRCをテスト、約25マイルを走り切っており、今週にはスウェーデンで改めてテストを行う予定。
「今シーズンはたくさんの新しいことにチャレンジすることになる。それがすごく楽しみだ」とオジエ。
「新しい世代のWRカーに乗り、新しいチームと走る。とてもエキサイティングだよ」
「ラリー・モンテカルロのスタートまで、もうあまり日がない。フォード・フィエスタWRCではまだそれほど走行していないけれど、準備を整えるために最善を尽くす。もちろん僕らがチャレンジに直面しているのは承知している。マルコムとチームの成功への強い思いを感じている」
「わずか数カ月前のウェールズ・ラリーGBのモータースポーツフォーラムで『いつか彼と働けたらうれしい』と話していたことを考えると、なんだかおかしな気分だよ。あの時はこんなに早くその願いがかなうとは思っていなかった。でも今、僕らはここにいる!」
「Mスポーツと働くのを楽しみにしている。もちろん目標は再び彼らに表彰台の最上段をもたらすことだよ!」
代表ウィルソンは、念願かないオジェを獲得することができてこれほどうれしいことはないと語っている。
「フォード・フィエスタWRCのドアにナンバー1をつけ、我々にとってここ数年のなかで最も強力なドライバーラインアップを形成し、モンテカルロに臨む」とウィルソン。
「2017年シーズンに胸を躍らせているというような言葉では今の気持ちは十分に言い表せない」
「我々は並外れたマシンを作り上げており、新しい時代を前にこれ以上ないほど良いポジションにつけている」
「セバスチャンと(コドライバーの)ジュリアン(イングラシア)とどれだけ一緒に働きたいと思っているかを、私は公言してきた。ついに彼らをチームに迎えることができて最高の気分だ」
「彼らと契約を結ぶため、懸命に取り組んできた。そして彼らはフォード・フィエスタWRCがタイトルを防衛する上で最善のマシンであると信じるに至ったのだ」
オジェのチームメイトはオット・タナクが務めることも併せて正式に発表されている。