ロイック・デュバルの2017年シーズン、ドイツ・ツーリングカー選手権への参戦が正式に発表された。
デュバルは2016年を含む過去4年間、WEC世界耐久選手権に参戦するアウディのLMP1-Hのワークスドライバーを務め、2013年のル・マン24時間レースでは、トム・クリステンセン、アラン・マクニッシュとともに優勝を飾っている。
ルーカス・ディ・グラッシ、オリバー・ジャービスとともに戦った2016年シーズンは、アウディのWECラストレースとなったバーレーン戦を含む2勝を挙げた。デュバルはすでにヘレスでアウディRS5 DTMをテスト済みだ。
GTカーレースを主戦場としているレネ・ラストも、17年シーズン、アウディのDTMチームと契約。ラストは2016年の最終戦を含む、過去3度DTMにスポット参戦している。
1メーカーあたりの参戦台数が8台から6台となり、参戦台数が減る17年のDTM。アウディ陣営は今回発表されたデュバルとラストのほかに、マティアス・エクストローム、ジェイミー・グリーン、マイク・ロッケンフェラー、ニコ・ミューラーの6名でシリーズに挑む。
アウディスポーツの総帥、ウォルフガング・ウルリッヒは「我々は、(チームを離脱する)ミゲル(モリーナ)、エドアルド(モルタラ)、ティモ(シャイダー)、そしてエイドリアン(タンベイ)に感謝している」と述べた。
「彼らに明るい未来が来ることを祈るよ。我々はいつでも共に働き、共に成功を祝ってきた。そんな彼らに別れを告げることは辛かった」と明かした。
「今はドライバーラインアップを変更して挑む17年シーズンへ向け、冬の間に準備を進めているところだ」
BMWはすでに9日(金)、2017年のドライバーラインアップを発表している。