リバティ・メディアによるF1買収手続きが次の段階に進むことが明らかになった。同社は来月株主総会を開催し、この取り引きに関するいくつかの提案について投票を行うことを決めた。
9月にリバティ・メディアがF1の筆頭株主になるべく、最大株主であるCVCキャピタル・パートナーズ率いる売り手のコンソーシアムから株式を買収することで合意した。リバティ・メディアはF1の親会社であるデルタ・トプコの株式を100パーセント取得する予定で、まずは18.7パーセントの株式買収を完了させた。
この取引が完了した際には、リバディ・メディアはフォーミュラワン・グループに改名する予定だ。
9日にリバティ・メディアは、2017年1月17日に臨時株主総会を行い、協議の上、今回の取引に関するさまざまな要素について投票を実施することを発表した。
リバティ・メディアのシリーズC普通株の発行、F1取得、リバティ・メディア・グループおよびリバティ・メディアの普通株のフォーミュラワン・グループおよびリバティ・フォーミュラワン普通株への改名について、株主に投票を求めるということだ。
F1取得に関しては、各国の反トラストおよび競争法関係当局による認可および承認など一定の条件が必要になる。11月、イギリスの競争・市場庁(CMA)はF1買収が英国独占禁止法に違反しているかどうか、調査を行う意向を示し、関係者に情報を提出するよう求め、1月5日にはさらなる行動を起こすかどうかを決定すると発表した。