先日、元「ワン・ダイレクション」ゼイン・マリク(23)の妹(14)がクリスマスツリーの写真をインスタグラムに投稿した。彼女に全く悪意はなかったものの、一部のフォロワーが「このような写真を公開するとはけしからん!」と激怒。さらには「殺す」といった脅迫も続々と届き、コメントの削除を余儀なくされてしまったという。
ゼイン・マリクの妹サファさんが、クリスマスツリーの写真をインスタグラムにアップした。しかしそれを見たファンの一部から「イスラム教徒の家庭の子なのに」「これは信仰に対する面汚し行為」と批判の声があがり、「キリスト教とイスラム教のふたつを信仰する一家に報復する」といった恐ろしいコメントまで届いたのだ。サファさんはその後、この写真への書き込みを不可にして騒動の激化に歯止めをかけた。
ちなみにゼインの父はイスラム教徒だが、キリスト教徒として生まれた母はクリスマスを大事に考えているのだそう。よってマリク家では両宗教の祝日を祝っているもようで、これを「信仰心が足りない行為」とみなした人が多かったようだ。しかしサファさんが新たにアップした顔写真には、「イスラム教では全ての宗教を愛し尊重するよう教えているの」「彼らは自分の宗教を正しく理解していないだけ」「14歳の子供がツリーの写真をアップしてイジメられるなんて信じがたい」といったコメントも多く見受けられた。
また彼女の兄ゼインはイスラム教徒だが、自身の宗教については「話したくない」「それで怒る人がいたら嫌なんだ」と過去に語っていた。特にワン・ダイレクション時代には人々の反応が怖く、宗教について話す気にはなれなかったとのこと。
宗教観の違いが多くのトラブルを引き起こし国際問題となっている昨今、わずか14歳の少女サファさんまで嫌がらせの被害を受けたことに「あまりにも可哀想」と同情するファンも少なくない。
出典:https://www.instagram.com/zayn
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)