インディカー・シリーズで活躍する佐藤琢磨のファン感謝イベント『Takuma Club Meeting 2016』が11日、東京・代々木の山野ホールで行われ、大勢のファンが会場に詰めかけた。
この『Takuma Club Meeting』は毎年シーズンオフに開催されている恒例のイベントだ。今回もトークショーや撮影会に加え、琢磨が実際に16年シーズンのインディ500で使用したスペシャルカラーのヘルメットやレーシングスーツなどの展示も行われ、多くのファンがシャッターを切っていた。
13時より開始されたトークショーでは琢磨自身がレースの映像とともにAJフォイト在籍最後のシーズンとなった16年を振り返り、テレビ中継やレース後のインタビューでは語られなかったエピソードの数々を紹介。
また、17年シーズンからアンドレッティ・オートスポートへの移籍が決まっていることもあり、移籍の経緯やチーム体制など、ファンイベントだからこそ披露できる裏話を数多く紹介した琢磨。メディアへは「今日の話は載せないでくださいね(笑)!」と冗談交じりに話すほどのオフレコトークが満載であった。
もちろん、毎年恒例の質問コーナーや、来場したファン全員との握手会も行われ、琢磨本人も大勢のファンを前にリラックスした優しい笑顔で交流を楽しんだ。
琢磨はファンからの質問コーナーの最後に「僕は来年で40歳になりますが、まだまだ現役、全力で走っていきます。AJフォイトでもアンドレッティ・オートスポートでも取り組み方は同じ。つねにトップを目指して頑張るのみです!」と意気込みを語ると、大きな拍手が沸き起こった。
琢磨はイベントの終わりに「アンドレッティで走るチャンスを手にして、武者震いするほどワクワクしています。オフの間に身体のコンディションを整え、テストで良いクルマを仕上げて、開幕戦から全力で戦います。来年のこのイベントで最高の報告ができるように、頑張っていきますので、応援をよろしくお願いします」と17年シーズンの健闘を誓った。