セルジオ・ペレスはニコ・ヒュルケンベルグがF1チームメイトだったことで成長することができたと、フォース・インディアF1チーム副代表ボブ・ファーンリーは述べた。
2016年、ふたりはコンビとして3回目のF1シーズンを終えた。ヒュルケンベルグは2017年にルノーに移籍し、彼の後任としてメルセデスのジュニアドライバー、エステバン・オコンが加入する。
2014年のドライバーズ選手権でヒュルケンベルグはペレスを負かしたが、ペレスは2015年は20ポイント差、2016年は29ポイント差でヒュルケンベルグに勝った。
フォース・インディアで、ペレスは4回の表彰台を獲得、一方ヒュルケンベルグはF1での6年間を通してまだ表彰台に立ったことはない。
「ふたりの組み合わせは素晴らしいものだった。なぜならチェコ(ペレスの愛称)の最高の部分を引き出すことができたからだ」とファーンリーは語った。
「そのおかげでチェコは成熟し明確なスタイルを持ったF1ドライバーになった。すでに実力が分かっているニコとともに2017年シーズンを迎えることができたら、より楽になることは明白だったのだが」
「もし我々が2016年と同じレベルの競争力を保つことができれば、もちろんそうしたいと考えている。2017年はエステバンが良い走りをしてくれるだろう」
「そのためには、彼が最初のレースを走る用意ができるように、冬の間に彼と懸命に仕事をする必要がある」
「すでにチームとテストを経験しているエステバンに、チームやエンジニアやその他のスタッフと仕事をさせることについては、ほとんど問題はないだろう」とファーンリーは語った。
「エステバンはまずシミュレーターでの作業から始めることになる。フォース・インディアには高性能なシミュレーターがあるんだ」
「2017年マシンのソフトウエア処理についてはすぐに準備できるから、エステバンはここに来てすぐに必要な仕事を始めることができるよ」
「最初のテストまでに、実戦の準備ができるはずだ。そこから我々は彼について判断を下すことができるようになる。(最初のテストが行われる)バルセロナまでに、十分に時間をかけて準備させるつもりだ」