トップへ

第5回マツダファンフェスタは盛況に終わる。マツダ・プロトと787Bのデモランも

2016年12月10日 20:31  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

現代の最新プロト、マツダ・プロトタイプとマツダ787Bが競演した。
12月3~4日、岡山国際サーキットで『マツダファンフェスタ in 岡山2016』が開催され、多くのマツダ車オーナー、マツダファンが集った。

 このイベントは、2012年に初開催され今年で5回目の開催。今季の目玉はIMSAウェザーテック・スポーツカーチャンピオンシップに参戦するマツダ・プロトタイプと、1991年のル・マン24時間を制したマツダ787Bの競演だ。この日のためにマツダUSAのモータースポーツ担当ダイレクターのジョン・ドゥーナンをはじめ、ドライバーであるトリスタン・ヌネス、MX-5カップカーの開発を担当したトム・ロングらが来日した。

 イベントでは3日からマツダファンサーキットトライアルの走行、グローバルMX-5カップカーのエキシビションレース、19台の強豪によるロードスターパーティレースIII日本一決定戦、RX-8のワンメイクレースなどが開催。さらにレジェンドレースカーや現役のスーパー耐久車両、ラリーカー、ジムカーナ車両などで、約210台もの競技車両でパドックが埋め尽くされた。

 また、土日それぞれ787Bとマツダ・プロトタイプの競演が実現。ヌネスがドライブしたマツダプロトタイプは、土曜はエンジンがセーフモードに入ってしまったものの、日曜にはセッティングデータを書き換えて走行。寺田陽次郎がドライブした787Bは甲高い4ローターサウンドを響かせ、訪れたファンたちを楽しませた。

 イベントの最後にあいさつしたマツダUSAのドゥーナンは「マツダUSAのモータースポーツ活動は三つの柱で成り立っている。ひとつはビジネスとして成立すること、さらに先輩たちが築き上げて来たマツダスピリットをしっかりと継承すること、そして人馬一体の考え方や魂動デザイン、SKYACTIVテクノロジーといった現在のマツダフィロソフィーの体現者たることだ」と語った。

「今日集まった皆さんは日本語を話す人々で、私たちは英語を話す。しかし、国境を超えた共通の言語がある。それは“マツダスピリット”なんだ」

 イベントは2日間合計で約6,500人が来場。さまざまな体験コーナー等も楽しんだ様子だった。