舞台『クヒオ大佐の妻』が5月から東京・池袋の東京芸術劇場 シアターウエストで上演される。
同公演は、1970年代から90年代にかけて、カメハメハ大王やエリザベス女王の親類であると偽り、結婚詐欺を繰り返した「ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐」と名乗る実在の日本人をモチーフにした作品。クヒオ大佐の妻を主人公に据え、狭いアパートで彼を待ち続け、夫はアメリカ海軍のパイロットだと言い張る妻の姿を描く。
作・演出を務めるのは、『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』などの監督作を手掛けている吉田大八。2作目の演劇作品に挑む吉田は2009年に堺雅人主演の映画『クヒオ大佐』を監督しているが、『クヒオ大佐の妻』は吉田が舞台のために書き下ろした作品で、映画とは異なる新しい視点からクヒオ大佐を捉えた内容になるという。
あわせて発表されたキャストは岩井秀人(ハイバイ)。クヒオ大佐の妻を演じるキャストは後日発表される。