ミュージカル『さよならソルシエ』が3月17日から東京・北千住のシアター1010で再演される。
穂積の同名漫画を原作に今年3月に初演されたミュージカル『さよならソルシエ』。19世紀末のフランス・パリを舞台に、画家のフィンセント・ファン・ゴッホと、その弟で画商のテオドルス・ファン・ゴッホの確執や絆をピアノの生演奏と歌を交えて描く。
テオドルス役には良知真次、フィンセント役には平野良が初演時と同様にキャスティング。共演者にはポール・ゴーギャン役のKimeru、ムッシュ・ボドリアール役の窪寺昭、ジャン・サントロ役の合田雅吏、ジャン・ジェローム役の泉見洋平が名を連ねる。脚本と演出は劇団AND ENDLESS主宰の西田大輔、音楽は蜷川幸雄演出の『オセロー』などを手掛けたかみむら周平が担当。チケットの詳細は後日発表される。
■良知真次のコメント
原作のartな世界観を一切壊すことなく、musicalという魔法をかけ更にpower upし、キャスト・スタッフと共に初演をなぞるのではなく、新たな絵具でstageに描き皆様に“ギフト”したいと思います。ソルシエ(魔法使い)として。それが、僕の宿命(さだめ)です。
ミュージカル「さよならソルシエ」再演、墓場まで、いや、あの世まで持っていって頂きたい。
■平野良のコメント
昨年3月に悪戦苦闘しながらも、とても鮮やかにキャンパスを彩った「さよならソルシエ」再演ということでただただ嬉しい気持ちです。こんなに早くこの作品に再会できるなんて。
ピアノだけのミュージカル、最初は戸惑いと不安を感じていましたが、いざ本番を迎えてみると生き生きと音符が踊り出しソルシエの世界を染めていく、まるでアートのような空間が今でも鳥肌をたたせます。
初演で出し切ったというくらい自分をぶつけましたが、再演なのでその向こう側へ行けたらいいなと意気込んでます。弟テオドルスの良知さんとの再共闘にもワクワクします。より一層“手を”握り合ってどこまでも行けたらいいなと思います。