仕事でストレスにさらされ続けると、物に当たることで発散する人がいる。12月5日に2ちゃんねるに「ワイ有能社畜、大企業で出世頭」というタイトルのスレッドを立てた人物は、会社で溜まったストレスを家で物に当たり散らして解消しているといい、
「尚、家に帰ると怒りとストレスで物を壊しまくる模様 もう布団くらいしか無事なものないンゴ 」
と現状を書いている。
落ち着けというコメントに「あああああああああああああ」
スレ主は金融系の仕事に就き、大掛かりな案件やプロジェクトを進める立場にあるという。性格は明るくて友好的で、「上司の理不尽にもスマートに対応」「他人の仕事のミスもリカバリーしながら仕事を進める」と書いている。周りからは「いい人」と思われるタイプなのだろう。
しかし、実際にはかなりのストレスを感じている。スレ主は会社では穏やかな人物なのだが、帰宅すると物に当たりまくるという。
「カーテンがカーテンレールごとボロボロのゴミクズになった模様 」
スレッド内では、「落ち着け 寝ろよ すぐ明日だ」「無理するなよ」という労いのコメントもあったが、これに対してスレ主は、
「ああああああああああああああああああああああ」
と書き込んでおり、精神的にかなり参っている様子だ。その後少しは落ち着いたのか、「そうやね 寝よう」という投稿をし、スレッドを後にしている。
スレ主の状態に対しては、「わかる、超わかる」という肯定的なコメントをした人物もいた。
「人にあたらない人は影で物にあたる。じゃないとやってられん」
という。この人物は仕事がかなりハードなようで、「家には寝に帰るだけ。生きてる感じがせん」と心境を吐露し、スレ主に同情の気持ちを寄せている。
ネットを検索すると、「仕事のストレスで物に当たる様になってきたから本気で転職を考える」「なにか良いストレス発散方法は無いものか…。先日みたく物に当たるのはもう止めたい…」などのコメントが見られる。ストレスを物に当たって解消している人は多いようだ。
あまりに仕事がきつければ上長に相談を
怒りの感情にまかせて物に当たるのは、果たしてストレス解消になるのだろうか。日本アンガーマネジメント協会が2012年3月に掲載した「怒って物に当たると逆効果」というブログによると、怒って物を投げたり壊したりする行為をすると、「むしろ怒りの感情が強くなってしまう」ことを紹介している。
怒りをため込むよりも憎たらしい相手の顔を想像して枕やバッグをパンチするのが有効だという話もあるが、「実はこれがアンガーマネジメント的には全く逆効果なのです」と解説。
「怒りを直接的にその人や、間接的に物に当たる事で表現しようとすると自身の攻撃性がヒートアップします」
ブログでは、被験者に釘を打たせ、そこに被験者を馬鹿にするような人を登場させると、余計にその人を嫌いになるという実験結果を紹介。
「物に当たり、暴言を叫び続けても怒りを鎮められない所か、逆に怒りの感情を強めてしまうのです」
その上で、「怒りを表現するのが効果的なのは、怒りの根本原因を建設的に解決できる手法と組み合わされた時だけです」としている。
物にあたってもストレスが軽くなることはない。あまりに仕事がきつければ、上長に相談したり、それでも改善しないようなら転職を考えてみるのもいいだろう。