一般社団法人日本カー・オブ・ザ・イヤーは12月9日、2016-2017日本カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考会を実施し、スバル・インプレッサスポーツ/G4が2016-2017日本カー・オブ・ザ・イヤーに選出された。
今年で37回目を迎える日本カー・オブ・ザ・イヤーは、日本のモータリゼーションの発展と最新モデルおよび最新技術の周知を目的に1980年に創立されたもの。賞の選考は自動車評論家やジャーナリスト、有識者からなる上限60名の選考委員会によって行われる。
2016-2017の日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考対象車は2015年11月1日から2016年10月31日までに日本国内で発表され、500台以上の年間販売台数が見込まれる乗用車。今年は全35台がノミネートされた。
最終選考会は東京・青海にある国際交流館で開催され、各選考委員の投票の結果、トヨタ・プリウスとの激戦を制したインプレッサスポーツ/G4が最高得点を獲得。イヤーカーに輝いた。
スバル・インプレッサスポーツ/G4は、富士重工業が10月13日に発売を開始したステーションワゴン(G4はセダン)。同社の次世代プラットフォームである“スバルグローバルプラットフォーム”が採用されているほか、スバル初の歩行者保護エアバッグと第3世代アイサイトといった安全装備が標準装備されている。
エンジンは新開発の2リッター直噴水平対向/1.6リッター水平対向を搭載。上述の安全技術と合わせ、スバルが提供する『安心と愉しさ』を高めたとしている。なお、同車は9月1日~10月11日の先行予約期間に5883台の予約を獲得している。
輸入車の最多得票車種に贈られるインポート・カー・オブ・ザ・イヤーにはアウディの中核モデルA4シリーズが選ばれた。
また、イノベーション部門には運転支援システムが評価されたニッサン・セレナ、デザインや走りを評価するエモーショナル部門賞にはBMW M2クーペ、そして軽自動車など小型車に贈られるスモールモビリティ部門にはダイハツ・ムーヴキャンバスがそれぞれ選ばれた。
実行委員会により選出される特別賞は、国内販売台数の関係で本賞へはノミネートされなかったホンダNSXに対して贈られている。