2016年シーズンをもってF1から引退したフェリペ・マッサが、2017年には別のカテゴリーにフル参戦したいと語った。
2002年にザウバーからF1にデビュー、その後フェラーリ、ウイリアムズでも活躍し、決勝出走250回を達成した後にマッサは引退した。
来年のプランはまだ決まっていないものの、本格的にレース活動をすることは間違いないとマッサは語った。
「それなりの選手権でフルシーズンを戦うために動いている」とマッサ。
「まだ決めていないが、いくつか有力なアイデアはある。他のカテゴリーでレースを続ける準備はできている」
「ミハエル(・シューマッハー)はF1以外のカテゴリーで走らず、バイクに乗ったり、他のいろいろなことをしていた。そういうドライバーもいるけれど、僕は自分が好きなことをしない理由はないと思っている。走るのが好きだから、レースを続けたい」
マッサはル・マン24時間レースへのスポット参戦には「関心がある」とのことだが、インディ500に関しては「絶対に出場することはない」と述べている。
レース活動とは別に、F1とのかかわりは維持したい考えで、年に数戦は現場を訪れるつもりだということだ。
「F1レースにも行くつもりだ。全部じゃないけど、5戦か6戦は行くんじゃないかな。いくつかの会社のアンバサダーとして仕事をすることになるかもしれない」
「でもまずはのんびりしたい。シミュレーターに乗ったり、ミーティングに参加したりしないで済むから、家でゆっくり過ごすよ」
「2カ月か3カ月たったら、何か始めるつもりだ。ずっと家でテレビを見ているわけにはいかないし、僕にはそれは無理だからね。何かやることを見つけるよ」
ウイリアムズのチーフテクニカルオフィサー、パット・シモンズは、3年にわたるマッサのチームへの貢献を称賛した。
「2014年に彼はチームに大きな価値をもたらしてくれた。それが(チーム)再編の重要な要素だった」とシモンズ。
「我々チームがトップドライバーを獲得できるということ、それだけのサラリーを支払い、ふさわしい仕事ができるということを証明できたのだ」
「彼が加入したことでチームが活気づいた。彼はチームを着実に向上させ、チームの情熱を高め、いいレースをしてポイントを稼いだ」
「とてもいいヤツだから、彼がいなくなるのはとても残念だ」