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セパン12時間:プラクティスはマクラーレン&アウディが最速。JLOCが5番手に

2016年12月09日 00:01  AUTOSPORT web

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JLOCの88号車ランボルギーニ・ウラカンGT3
12月8日にマレーシアのセパンサーキットで開幕したインターコンチネンタルGTチャレンジ第3戦『モチュール・セパン12時間』は、17時50分からフリープラクティス1が、20時15分からフリープラクティス2が行われた。フリープラクティス1では9号車マクラーレン650S GT3(アルバロ・パレンテ/コム・レドガー/シェイン・ファン・ギスベルゲン)が、フリープラクティス2では16号車アウディR8 LMS(ピエール・カッファー/レネ・ラスト/マーカス・ビンケルホック)が最速タイムをマークしている。

 ヨーロッパの強豪と日本で活躍するチームがともに戦うこのセパン12時間は、走行初日となった12月8日、有料のペイド・プラクティスを経て、現地時間17時50分からフリープラクティス1がスタートした。この走行から、ペイド・プラクティスでそれぞれ別々に走行していたGT3/GTCとGT4/ツーリング/TC/MARCの全クラスが混走となっている。

 序盤は夕焼けが注ぐ状況だったフリープラクティス1は、セッションが進むにつれて少しずつ陽が落ちナイトセッションへ転じた。このレースの決勝は午前0時チェッカー予定のため夜の走行がある。そのため、各車両とも追加ライトを装着しており、近年ナイトセッションがないスーパーGT300車両の30号車トヨタ・プリウスGT(永井宏明/佐々木孝太/嵯峨宏紀)、88号車ランボルギーニ・ウラカンGT3(織戸学/平峰一貴/エイドリアン・ザウグ)にもライトが装着されている。

 フリープラクティス1は途中、白坂卓也、竹田直人らが乗り込む65号車セアト・レオンTCがコースサイドでストップしたため赤旗が提示されたものの、その他には大きなアクシデントはなく終了。途中までは日本から参戦するハブオート・レーシングの35号車フェラーリ488 GT3(モーリス・チェン/吉本大樹/細川慎弥/吉田広樹)が最速だったものの、終盤フライングリザード/K-PAXレーシングの9号車マクラーレン650S GT3が2分3秒468をマーク。このセッションのベストとなった。

 3番手につけたのは、マンタイ・レーシングの911号車ポルシェ911 GT3 R。4番手には名門AFコルセがオペレートするスピリット・オブ・レースSAの50号車フェラーリ488 GT3がつけた。5番手にはJLOCの88号車ウラカンがつけ、日本勢とヨーロッパの強豪が上位を固める展開となっている。

 25分間のインターバルを経て、20時15分にスタートしたフリープラクティス2は完全なナイトセッション。ただ、気温28度、湿度80%とマレーシアらしい蒸し暑さはなかなか変わらなかった。途中、21時05分にターン6でネクサス・インフィニティの27号車フェラーリ458 GT3がストップ。赤旗が提示される。

 その後は赤旗が出ないままセッションは進んだが、50号車フェラーリ、さらに9号車マクラーレンとベストを更新していく。そんななか、終盤タイムを上げたのは16号車アウディR8 LMS。2分4秒127というベストタイムで、このフリープラクティス2のトップとなった。ただ、この日の最速はフリープラクティス1での9号車のタイムとなっている。

 フリープラクティス1の2番手は9号車マクラーレン、3番手は50号車フェラーリ。マンタイ・レーシングの911号車ポルシェ911 GT3 Rが4番手に続き、5番手にはJLOCの88号車ランボルギーニ・ウラカンGT3がつけた。日本勢はハブオート・レーシングの35号車フェラーリが11番手、埼玉トヨペット・グリーンブレイブの52号車メルセデスベンツSLS AMG GT3(平沼貴之/服部尚貴/密山祥吾/番場琢)が12番手、aprの30号車トヨタ・プリウスGTが13番手となった。

 また、白坂、竹田が乗り込むTCクラスの65号車セアトはフリープラクティス2で再度コースイン。GT4Sクラスに参戦するトレーシースポーツ/ムータレーシングのレクサスRC350(阪口良平/堀田誠/浜野輝彦)、トレーシースポーツ/アミューズ&SPVレーシングの100号車トヨタ86(大井貴之/松井仁志/伊藤毅/ケニー・リー)も無事に初日の走行を終えている。