この男はマラウイ南部州ヌサンジェ出身のエリック・アニヴァ(45)。“ハイエナ”の異名をとる男娼である。HIV陽性と診断されていながら、未成年者や処女を含む100名以上の女の子たちとコンドームを装着することなく性的関係を持ったことが発覚し、アーサー・ピーター・ムタリカ(Arthur Peter Mutharika)大統領の命令により2016年7月に逮捕、8月に裁判が行われた。その中で被告は驚愕の事実を明らかにしている。
これには『Malawi Human Rights Resource Centre(MHRRC)』『Gender Coordination Network』『African Women’s Development and Communications Network(Femnet)』などマラウイばかりか国際的な人権擁護団体がいくつも立ち上がり、「アニヴァがしてきたことは少女に対する性暴力以外に他ならない。2013年に誕生した『男女平等法』の下で裁くべきだ」と強く訴えたことから先月22日の再審が決定。世界の人権団体が注目する中でアニヴァには改めて有罪判決が下ったが、弁護士は控訴の構えを見せているという。