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タイヤメーカーも激変か? 波乱の予感大の2017年GT500ストーブリーグ最新情報

2016年12月08日 20:01  AUTOSPORT web

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2017年はGT500で3台のヨコハマタイヤが走るか。ダンロップも増えるとのウワサ。
スーパーGTは2017年に向け、すでにストーブリーグが進んでいるが、今季のストーブリーグは多くの波乱を呼ぶことになりそうだ。

 すでに12月2日に発売中のオートスポーツNo.1445では、『衝撃のシート争い最前線』と題し、GT500クラスを中心に国内ストーブリーグについて触れているが、各メーカーごとにまずはドライバー面でどんな動きがありそうなのか見てみよう。

 まずはニッサン陣営。今季3連覇を逃すことになったGT-R勢だが、ドライバーの動きはそれほど多くなさそう。気になるのは、GT500昇格が決定的と言われるヤン・マーデンボローの存在だ。ニスモ、モーラについてはドライバーはそのままという説があり、加わるとすればインパルかKONDO Racingが有力。ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラにはインパル離脱説もあり、マーデンボローのインパル加入、オリベイラ移籍の可能性もある。

 続いてはレクサス陣営。オートスポーツNo.1445が挙げている“ウワサ”としては、中嶋一貴のスーパーGT復帰濃厚という情報がレクサス陣営のキーになる。一貴が加わるとすれば、スーパーGTでは古巣であり、スーパーフォーミュラでも所属しているトムスが有力。また、今季印象的な活躍を見せ続けた関口雄飛にも別チームへの移籍の噂があるが、こちらはひょっとすると動かないままの可能性もある。また、小林可夢偉が鈴鹿1000kmで第3ドライバーを務めるというウワサも……。

 最も大きな波乱となりそうなのがホンダだ。ドラゴのGT500活動休止により、1台を新チームが担うことになるが、この1台はTEAM無限になるという説が有力。かつてチームに所属した武藤英紀が、そのままドライブするというウワサもある。ではその相方が誰になるのか……でホンダ陣営内のラインアップに大きく動きがありそうなのだ。

 武藤のチームメイトには諸説あるが、スーパーフォーミュラのシートを求めている大物外国人ドライバーの来日情報、はたまた中嶋大祐が新天地を得る可能性も……というウワサも。もし大祐が動いた場合、代わってNAKAJIMA RACINGには、先ほどの大物外国人ドライバーが加わるとも言われているが、そうなると残留濃厚と言われているベルトラン・バゲットと外国人同士の組み合わせとなってしまうことになり、さすがにそれはなさそう……などなど、こちらは不透明な状況だ。

 さらに、ドライバー以上に激変しそうなのがタイヤメーカーだ。現在ウワサとして流れているのは、ダンロップとヨコハマがGT500でそれぞれ1チームづつ追加供給するとの情報が流れており、ダンロップに関してはホンダはすでに1台装着しているので、レクサスかニッサンかどちらかのメーカーというウワサ。

 それでもレクサスは今年と変わらないとの情報もあり、ならばダンロップはニッサン陣営に……で、チームはどこ? とさまざまな憶測が流れている状態。逆にヨコハマはGT-RとRC Fにすでに装着されているため、NSXに追加されるという流れが違和感がない。

 また、ホンダ勢ではヨコハマに加えてミシュランも追加されるとの情報もあり、ホンダ陣営にタイヤ2メーカーが加わるとのウワサがある。いずれにしても、どのチームがどのタイヤを使用することになるのが、大変、気になるところだ。ホンダは長年4台がブリヂストンだった状況もあり、大きな変化と言える。

 大勢が見えはじめるのは各メーカーの体制発表がある年明けになりそうだが、今季は早めに自チームから体制発表するチームもありそう。マシンも変わる2017年のGT500は、どんなシーズンになるだろうか……!?

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http://www.as-books.jp/books/info.php?no=AST20161202