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セクゾ マリウス葉、WEST 中間淳太、JUMP 岡本圭人…“国際派”メンバー活躍への期待

2016年12月08日 14:41  リアルサウンド

リアルサウンド

Sexy Zone

 ジャニーズグループは、国内にとどまらず、世界各国にファンが存在する。その人気を受け、KinKi Kidsが台湾・香港でのコンサート開催や、Hey! Say! JUMPが2012年に香港公演を行った経験を持つ。また、昨年2015年には、タッキー&翼の滝沢秀明が座長務める『滝沢歌舞伎』がシンガポール公演を開催し、グループやコンサートに限らず、舞台やソロ活動での海外進出も活発になっている。


(参考:KinKi Kids、Sexy Zone、アイドリング!!!、9nine…堂島孝平が引き出すアイドルたちの“色気”


 そういった世界各国での活動に欠かせないのが、“外国語を話せる”スキルだ。今回は、各グループが世界のフィールドで活躍する上でキーマンとなるであろう、外国語を得意とする国際派メンバーに注目したい。


・Sezy Zone マリウス葉


 先月11月16日にデビュー5周年を迎えたSexy Zoneの最年少メンバー・マリウス葉は、ドイツ人の父親と日本人の母親を持ち、日本語と英語、ドイツ語を話すことができるトライリンガル。「nikkansports.com」によると、グループ結成のわずか3カ月前、ドイツから日本へ移住したばかりの頃に行った会見では、ジャニー喜多川社長が「国際性を持たせたかった」と、グループを世界進出させる上で欠かせない人物としてマリウスを紹介していた。(http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20110930-842678.html)また、雑誌『QLAP!』(音楽と人)2016年12月号では、メンバーの佐藤勝利が「マリウスには未来のほうが感謝する機会が増えそう。いずれは海外での活動もできたらいいし、そのときには絶対マリウスの語学力を頼ることになるから。外交官的ポジションを確立させてほしいな」と話しており、5周年を迎えてグループとしての地位が確立してきた今、メンバーからの期待も大きいようだ。


・中間淳太


 ジャニーズWESTの中間淳太も日本語、中国語、英語を操るトライリンガル。父親が台湾人、母親が日本人のハーフであり、『ちっこいMyoJo』(集英社)2015年4月号によると「KinKi Kidsの台湾公演の際に行われた台湾Jr.のオーディションに合格」して現在に至っている。2016年4月21日放送『ヒルナンデス』(日本テレビ系)では、中間が外国人店員に流暢な英語で注文する場面が放送され、5月12日放送回においては「GYOZA BAR Comme a Paris」で野菜ギョウザを紹介する際に、中国語で味の感想を述べるスキルを披露した。KinKi Kidsの台湾公演がきっかけで中間がジャニーズに出会えたように、ジャニーズWESTの海外公演が叶った際には、同じように現地の少年たちにジャニーズになる夢を与えることができるかもしれない。


・Hey! Say! JUMP 岡本圭人


 空港に居合わせた外国人に、番組スタッフが取材交渉をする番組『YOUは何しに日本へ?』(テレビ東京系)の11月21日放送回に出演したHey!Say!JUMPの岡本圭人は、滑らかな英語で数人の外国人にアタックし、見事、密着取材までこぎつけていた。岡本は、純日本人であるが、イギリスに留学していた経験を持つ。『スクール革命!』(日本テレビ系)の「英会話のススメ」コーナーでは、ゲスト先生として登場し、同じグループのメンバーに英語を教える立場。また、数々の番組に岡本が出演する際には、英語でひと言述べるのが彼にとってのキラーフレーズとなっており、場の雰囲気を盛り上げる役目も果たしている。


 また、彼らの先輩の中にはすでに英語力で活躍しているメンバーが存在し、先陣を切って活躍中なのが山下智久だ。山下は将来、世界進出を目標に毎週変わるさまざまなバラエティ企画を通じて英語と触れ合っていく『大人のKiss英語(山Pのkiss英語)』(フジテレビ系、2014年)という冠番組を持っていた。また、映画『近キョリ恋愛』での英語教師の役や、ドラマ『5→9 ~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)では、流暢な英会話でのセリフを披露。中国映画『解碼者』の撮影にも参加し、一足早く世界のフィールドで活躍を果たしている。


 「Johnny's net」のサイトでは、トップページに日本語・英語・中国語・韓国語と表示言語を選択する画面が現れる。これは、すでにアジア各国のファンがサイトへアクセスしていることを示している。日本を代表するアイドルとして、より活躍するフィールドを広げていくには、先に挙げたメンバーを筆頭に世界中のファンとのコミュニケーションを図っていくことが鍵となるだろう。


(梅中麻衣)