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岩井俊二×大根仁×新房昭之のアニメ映画、声優陣に広瀬すず、菅田将暉ら

2016年12月08日 12:11  CINRA.NET

CINRA.NET

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』イメージビジュアル
アニメーション映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』が、8月18日から全国で公開される。

同作は、岩井俊二が手掛けた1993年のテレビドラマをもとにした作品。原作はドラマシリーズ『If もしも』の作品として発表され、1995年には再編集版が劇場公開された。花火大会を前にした夏休みの海辺の街を舞台に、中学生のなずな、典道、祐介の三角関係と、時間が巻き戻る不思議な体験、夏休みの冒険が描かれる。

アニメ映画版の声優陣は、なずな役の広瀬すず、典道役の菅田将暉、祐介役の宮野真守。菅田は声優に初めて挑戦する。総監督を務めるのは、現在放送中のアニメ『3月のライオン』をはじめ、『化物語』『魔法少女まどか☆マギカ』などを手掛けてきた新房昭之。脚本は『モテキ』の大根仁が担当する。監督は『少女革命ウテナ』の作画監督を務めた武内宣之。劇中音楽は『物語シリーズ』『涼宮ハルヒの憂鬱』『らき☆すた』の神前暁。アニメーション制作はシャフトが担当する。

■広瀬すずのコメント
お話を頂いたときは、凄く嬉しかったです。脚本を読ませて頂いて、独特の世界観で、ぞくっとしました。なずなは、言葉にはなっていないけれど、秘められた想いを抱えていて、凄く繊細な印象を受けました。あんまり掴み所がないんだけど大人っぼさもあり、子供っぽさもあり、目の前にいるのに触れられないような…手の届かない凄く不思議な印象です。

■菅田将暉のコメント
ずっと声のお仕事をしたいと思っていたので、今回念願の初チャレンジ、興奮しました。
そしてやはり声優さんの凄さを実感しました。声色だけでの表現にムズムズしながらも、色んなテクニックを他のキャストの方々に教わりながらの時間は、公園デビューを果たした赤ん坊のような新しい刺激と快感が止まりませんでした。少年の声を吹き込む上で、僕の地声がすさまじく低かったので、なるべく耳触りの良い高音を意識し感情を声色で表現しました。出来上がりが楽しみです。

■宮野真守のコメント
初めは、あの名作がアニメーションになると聞いて驚きました。
出演のオファーをいただいたときは本当に嬉しかったですし、どのように描かれるのだろうとワクワクしていました。収録では、広瀬さんと菅田さんがとっても素晴らしくて、お二人のフレッシュなオーラに、終始キュンキュンしながらも、同級生として演じる自分も、気合いを入れて若づくりを頑張りました(笑) 是非、楽しんでいただけたら嬉しいです!

■岩井俊二のコメント
自分の過去作品を下敷きに、新たなアニメーション作品を創り上げるという、これは僕にとってかつてない体験です。
原作者という立場からこうして欲しいという注文のようなことはありません。
自分の好きな作家さん、表現者さんたちに委ねました。
自由で独創的な作品が誕生することを期待しています。

■大根仁のコメント
初めてのアニメ作品の仕事で、自分が大好きなドラマを原作に!大好きなすずちゃんと菅田君が声優で!宮野さんまで!そして大好きな新房監督とシャフトスタッフとやれる!その喜びは同時にプレッシャーでもありましたが、先日途中段階の映像を見たら・・・これはヤバい!!2017年夏、新しいアニメ表現と、見たことのないラブストーリーが生まれますよ!

■新房昭之総監督のコメント
岩井俊二さんと大根仁さんという普段のアニメ制作現場とは異なるスタッフィングに緊張をしていましたが、二人の実写映画監督との打ち合わせや雑談は大変面白く、また、違った視点での意見が新鮮でした。岩井さんの名作がアニメーション映画というジャンルで大きく生まれ変わります。シャフトスタッフ一同で頑張っていますので、どうぞお楽しみに。