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三代目JSB 今市隆二のソロ曲に共通する傾向は? タイアップで生まれる相乗効果を読む

2016年12月08日 07:11  リアルサウンド

リアルサウンド

三代目 J Soul Brothers『Welcome to TOKYO』 (CD+DVD)

 2016年11月15日よりオンエアされている、TOYOTA 「G's AQUA」の新CMに三代目 J Soul Brothersのボーカル・今市隆二のソロ楽曲が起用されている。さらに、「G's meets girl SING篇」ではソロで映像に出演。このCMから、ソロ活動における今市の姿が見て取れた。


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 「G's meets girl SING篇」は、2人の女性が今市の楽曲に合わせて歌ってしまうほど運転を楽しんでいる姿を、街中の今市が目撃するという内容だ。G's AQUAのホームページには、「計画より、思いつき。」「“自信”はいつも、笑顔をくれる。」「女性らしい品のあるエクステリア。」「飾りすぎない上質なインテリア。」「見守られているかのような安心感を。」と言った、都会的で自立した女性を表す言葉が並んでいる。そんな世界観を表すかのように、今回のソロ楽曲も洗練されたオシャレなイメージである。


 今市はこれまで、アルバム『PLANET SEVEN』収録の「All LOVE」や『THE JSB LEGACY』の「Over & Over」、映画『ROAD TO HiGH & LOW』のテーマ曲「FOREVER YOUNG AT HEART」などのソロ楽曲を発表してきている。中でもタイアップ曲である「All LOVE」「FOREVER YOUNG AT HEART」に注目すると、今回のCM楽曲との共通点が見えてくる。


 「All LOVE」は、2015年3月に放送された松本清張原作ドラマ『黒い画集-草-』(テレビ東京系)の主題歌。恋愛、家族愛、友情の中に存在する愛など、全ての愛を表現している曲だ。今市も「今回エンディングテーマ曲をやらせて頂けるということで、本当に光栄な気持ちです。『All LOVE』がドラマの世界観を更に引き出し、観ている方々の心が温かくなることを願っています」(出展:http://www.tv-tokyo.co.jp/seicho_kusa/music/)とコメントしている。「FOREVER YOUNG AT HEART」については、ラジオで「コブラ、ヤマト、ノボルの絆をテーマにした曲」と語っていた。


 これらから、今市のソロ曲は、タイアップの対象となる作品の世界観を深める効果を発揮している楽曲であると言えよう。現時点ではCMで流れている一部分しか聴けないが、今回も洗練されたイメージの楽曲が都会的な映像にとてもマッチしている。


 そして、どことなくEXILE ATSUSHIの楽曲に通じるテイストも感じる。そもそも、今市はATSUSHIをリスペクトしている旨を雑誌やラジオなどで度々語っており、今もなおATSUSHIの背中を追いかけていても不思議ではない。2018年まで海外留学をするATSUSHIが不在となるEXILE TRIBEだが、ATSUSHIが築き上げてきた伝統を崩さず守っていきたい。今市のそんな気持ちが見え隠れするようだ。正式にソロ曲として発表され、楽曲の全貌を聴くのが待ち遠しい。(高橋梓)