スズキの代表であるダビデ・ブリビオは、バレンティーノ・ロッシの新たなチームメイトとなるマーベリック・ビニャーレスが、ホルヘ・ロレンソと実力では同格になると見ている。
3度のチャンピオンであるロレンソが2017年にドゥカティへ移籍。ビニャーレスはフランスGPを3位でフィニッシュし、MotoGPクラスで初の表彰台を獲得した後、スズキからの離脱を決め、ヤマハと契約を交わした。
ビニャーレスは優勝経験1回に対して、ロレンソは44回の優勝を飾っているにも関わらず、ブリビオはロッシはビニャーレスに手こずるだろうと考えている。
「ロッシはロレンソという強力なライダーを失ったが、代わりに同じように強力なマーベリックがチームメイトになる」とブリオ。
「マーベリックはバレンティーノのデータをチェックできるから、予習してくることは間違いない。ガレージでも何が起こっているか見ることができるだろうから、多くを学び、またマーベリックは超えるのが非常に困難な目標があることを理解するだろう」
「まずは常にチームメイトに勝たなければならない。ロッシのように強力なチームメイトがいることで、最終的には勝つために速くなるだろう」
「だからマーベリックの(スズキを離れるという)選択を理解できるよ」
「マーベリックにはやりがいのあるチャレンジが待っている。彼は速いし、大きな才能と知性もある。彼はやっていけると私が保障するよ」
先月行われたバレンシアオフィシャルテストでビニャーレスは2日間ともにトップタイムを記録。ロッシはビニャーレスに対して「たいしたものだった」とコメントした。
ビニャーレスは、MotoGPクラスでの最初の2年はスズキで多くを学んだと確信しているという。
「僕はライダーとして随分成長した。1年目は自分にとって、とても難しく、タフで厳しいものだった」
「ランキング12位という結果は、僕の本当の実力ではないといつも思っていた」
「でも今年はレベルを上げ、ライダーとして大きく向上した。バイクに乗る以外にも多くの努力をしたんだ」
「今季は4位だったが、来シーズンはもっと上に行けると言えるよ」