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「メリー」全記事が非公開に、雑誌発売やECサービスも停止

2016年12月07日 14:32  Fashionsnap.com

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ディー・エヌ・エー(DeNA)傘下のペロリが、キュレーションメディア「メリー(MERY)」の全記事を非公開にした。両社は12月7日をもって同サイトの全記事を非公開化することを事前に発表。13時40分時点で全記事が見られない状態が確認されている。また、ペロリは「メリー」に関連する他のサービスについて、停止や中止にすることを決めた。

メリー、雑誌の発売延期もの画像を拡大

 ディー・エヌ・エーでは、キュレーション事業拡大プロジェクト「DeNAパレット」を推進しており、2014年に買収した「メリー」をはじめとする10サイトを運営している。しかし同プロジェクトのひとつだったヘルスケア情報サイト「ウェルク(WELQ)」で不明確な記事掲載が行われていたことが先月明らかになったほか、他のキュレーションサイトでも記事・画像の無断転用などが発覚。運営体制について批判の声が相次ぎ、9サイトの全記事を非公開にした。運営体制が他のサイトと異なるとして「メリー」だけは公開を継続していたが、一連の事態や報道を受けて第三者調査委員会の設置が決定し、これに伴い「メリー」も全記事が非公開化されることになった。
 ペロリは同日に全記事を非公開にしたほか、メリーにまつわるサービスとして雑誌「メリー」2016年3月号の発売延期をはじめ、広告商品の販売やECサービス、月額会費制のビューティーパスポート「メリーパス(MERY PASS)」の停止、今後予定されていたキャンペーンの中止などを発表。現時点で記事の非公開期間やサービス停止の期間及び再開についての目処は立っていないが、「一日も早いサービスの再開を目指し、ペロリ経営陣・従業員一同、誠心誠意努めて参ります」と閉鎖はしない方針だ。
■MERY