トップへ

「僕にとって最良の選択肢」GP2新王者のガスリー、スーパーフォーミュラ参戦希望認める

2016年12月07日 13:51  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

ピエール・ガスリー
16年シーズンにGP2チャンピオンを獲得したピエール・ガスリーは17年、スーパーフォーミュラに参戦する可能性が高いことを認めた。

 レッドブルの育成ドライバーであるガスリーは、17年にマクラーレンからF1デビューするストフェル・バンドーンと同様に、ホンダエンジンを搭載するチームから参戦する可能性を示唆した。

「客観的に見て、スーパーフォーミュラは僕たちにとって最良のカテゴリーだけど、まだあらゆる可能性を探っている段階で、選択肢はオープンだ。自分にとってベストな選択はなにか、ヘルムート・マルコと話をする必要があるよ」と20歳のガスリーは語る。

「ひとつ確かなことは、最大の目標であるF1に向かってプッシュし、自分のエネルギーを捧げ続けなきゃいけないってことだね」

 ガスリーは、15年にGP2のタイトルを獲得した後、スーパーフォーミュラに参戦し、新人ながら2勝を挙げたバンドーンの姿を見て発奮したという。

「彼(バンドーン)とは多くの話をするんだ。良い友人だし、大きな才能をもつ、尊敬している相手でもあるからね。彼はスーパーフォーミュラについて、経験豊富なドライバーが多い、とてもタフなシリーズだと教えてくれた」

「未知のシリーズに参戦し、異なる哲学を持つチームと仕事をすることは僕にとって全く新しい挑戦になるけど、喜んで挑んでみせるよ。とてもエキサイティングなことだし、F1へ向けとても良い準備になるよね」と語った。

 ガスリーは11月24日に行われたスーパーフォーミュラのルーキーテストを、GP2の最終戦が行われるアブダビに向かうため参加することはなかった。また、彼は17年にF1デビューするチャンスが舞い込んでも良いよう、準備ができていると述べた。

「僕は17年もレッドブルとトロロッソのリザーブドライバーを務める。とても良い経験を積めるからね。もちろん、その先のレースシート獲得を望んでいるけど、こういったことは気長に待つ必要があるんだ。F1はあらゆることが起こり得るということを、これまで何度も見てきたし、どうなるか成り行きをチェックしてみよう」