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『沈黙』イッセー尾形をスコセッシが賞賛 「LA映画批評家協会賞」助演男優賞の次点に

2016年12月07日 08:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 マーティン・スコセッシ監督作『沈黙-サイレンス-』に出演するイッセー尾形が、12月4日(現地時間)に発表されたLA批評家協会賞にて、助演男優賞の次点に選ばれた。


参考:『沈黙-サイレンス-』アメリカ版予告 窪塚洋介、浅野忠信、塚本晋也、小松菜奈らの姿も


 本作は、作家・遠藤周作の同名小説を、マーティン・スコセッシ監督が実写映画化した作品。11月29日(現地時間)には、世界の映画賞レースの前哨戦となるナショナル・ボード・オブ・レビューの「トップ10作品」として、「脚色賞」に選ばれた。


 イッセー尾形は、激しいキリシタン弾圧を推し進める井上筑後守役で出演している。監督のマーティン・スコセッシは、オーディションの時点で井上の役は出来上がっていたと語っており、「扇子捌き、蠅をピシャリと打つ動作、口の中の埃、彼が意気消沈する瞬間―私たちは皆、お互いに顔を見合わせて『OK』と言ったんだ」と明かしている。また、ロドリゴを演じたアンドリュー・ガーフィールドも「ヘビ使いと一緒の部屋にいたようなものだ。あなたはヘビであり、同時に食べられてしまう人でもあった」と、イッセー尾形の演技を賞賛している。


 この度、イッセー尾形扮する井上筑後守の新場面写真が公開された。写真には、山中で囚われた隠れキリシタンとロドリゴの前に現れ、「転べ」と迫る井上の姿が収められている。(リアルサウンド編集部)