BMWモータースポーツは12月6日、2017年のモータースポーツ活動に向けたチーム体制についてのプレスリリースを発行した。DTMドイツツーリングカー選手権の活動は2チームが担うことになる。
2017年からDTMは3メーカーがそれぞれ、これまでの8台体制から6台体制に変更されると言われており、メルセデスベンツはすでに大幅に変更したチーム体制について発表したが、BMWでも変革が訪れることになった。
17年からBMWのDTM体制は、16年にマルコ・ウィットマンのタイトル獲得に貢献したBMWチームRBMと、2016年にチームランキング2位だったBMWチームRMGの2チームに任されることになった。ドライバー体制については、12月9日にミュンヘンで開催されるBMWモータースポーツ・シーズンレビューで発表される。
一方、これまでDTMに参戦してきたBMWチーム・シュニッツァーと、BMWチームMTEKは新たな領域に挑むことになった。これまでもニュルブルクリンク等で実績があるシュニッツァーは、ふたたびGTレースに参加することになる。
また、MTEKは2018年からBMWが参戦を表明したWEC世界耐久選手権への準備に取りかかることになった。MTEKは17年を通じてWECの準備、そしてテストプログラムを行っていく。
「これが新たな仕事に備える最高のチーム体制であることを確信しているよ」と語るのは、BMWモータースポーツ代表のイェンス・マルカルト。
「ずっとチームと成功を続けたかったのは間違いない。ただ、我々はDTMの変化により、調整をしなければならなかったんだ。そして、新たな可能性と領域は我々の再編成された組織を形作ったんだ」
なお、GT3プログラムを中心としたカスタマーレーシングでは、引き続きシューベルト・モータースポーツとローヴェ・レーシングとの強力な関係を続けていくとしている。