SBK(スーパーバイク世界選手権)のレギュレーションが2017年に向けて一部変更となることがスーパーバイクコミッションより発表された。
大きな変更点はレース2のグリッドについて。これまではレース2のグリッドもレース1と同様に予選(スーパーポール)の結果順だったが、2017年はレース2の上位3列のグリッドがレース1の結果順となることになった。
具体的にはレース1の上位3名はレース2は3列目スタートとなり、レース1の優勝者が9番グリッド、2位が8番グリッド、3位が7番グリッドからのスタートとなる。レース2の1列目(フロントロウ)はレース1で4位、5位、6位に入賞したライダーが昇格、レース1で4位だったライダーがポールポジションの位置からスタートとなる。レース2の2列目はレース1で7位、8位、9位のライダーが続く。レース2の10番グリッド以降は予選(スーパーポール)の結果順のままとなる。
また、WSS(スーパースポーツ)300クラスの新設により、タイムスケジュールが変更されることも発表された。さらにレース前のコース下見の際のスクーターの使用がMotoGPと同様に禁止となった。2016年までFIMカップスーパーストック1000クラスは、ヨーロッパ選手権としての開催となり、ヨーロッパスーパーストック1000クラス選手権となった。
そして、WSS(スーパースポーツ/600ccクラス)にフラッグtoフラッグルールが導入されることが決まり、決勝中にコースコンディションが変化した場合、ピットに入ってタイヤ交換することが認められた。このためWSSマシンではタイヤ交換をより素早く、安全に行なうためにフロントアクスル回りの改造が可能となる。
また、SBKマシンのエアボックス規制が変更され、センサーの変更、可変吸気システムの部品をストリートバイク(ベースマシン)と同じシステムを維持しながら、強化部品に変更することが可能となった。