フランスGPが10年間の空白を経て復活することになった。すでに報道されていたように、2018年、ポール・リカール・サーキットでF1が開催されることが正式に発表された。
プロバンス-アルプ-コート・ダジュール地域圏で議員を務めるクリスチャン・エストロジは、5日午後の記者会見で、フランスGPが復活し、2018年夏に開催されることを明らかにした。
エストロジはまた、今回の開催契約は5年間にわたるものであり、契約の合意には長期契約であることが不可欠であったことを付け加えた。
ポール・リカールで最後にフランスGPが開催されたのは1990年のことで、その後は2008年までマニ-クールが開催を引き継いだ。ポール・リカールは1999年から2000年代中頃までレース開催を中止していたが、最近では再開されている。今年1月には、フェラーリ、レッドブル、マクラーレンが2015年型マシンを走らせ、ピレリF1のウエットタイヤテストを行っている。
フランスは1906年に初のグランプリを開催した国でありながら、その約100年後に財政難によりカレンダーから脱落、それから10年の時を経て復活を果たす。
2014年にはシュピールベルクでのオーストリアGPが復活しており、ここ数年のなかでヨーロッパのレースがふたつF1カレンダーに戻ってくるということになる。
一方で、かねてからの報道のとおり、2015年にキャンセルされたドイツGPが2017年、再び開催を断念したことが明らかになっている。