無断転用などで渦中のDeNA「メリー」も全記事を非公開に

ディー・エヌ・エー（DeNA）が12月5日、キュレーションメディア「メリー（MERY）」の全記事を非公開にすることを発表した。記事は12月7日から非公開になる予定。

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　ディー・エヌ・エーでは、キュレーション事業の拡大プロジェクトを「DeNAパレット」と位置付け、2014年10月に買収したペロリが展開する「メリー」など10サイトを運営。先月、同プロジェクトのひとつであるヘルスケア情報サイト「ウェルク（WELQ）」で事実と異なる医療関連記事が掲載されていたことが表面化し、11月29日に同サイトの全記事を非公開。また、記事の無断転用の恐れがあるとして、12月1日には「ウェルク」に続き他のキュレーションサイトも非公開化し、「メリー」を除く9サイトの全記事が非公開となった。「メリー」は運営体制が他のサイトとは異なるとして公開を継続しているが、記事が大量に削除されたことが話題を集めていた。
　ディー・エヌ・エーは今回の事態を受けて、同社のキュレーションプラットフォームサービス全体に対して第三者調査委員会を設置し、事実関係の調査を行うことを決定。調査を行うにあたりサービス運営が停止していることが必要であると判断したことから、「メリー」の全記事の非公開化に至ったという。
■MERY