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さらにパワーアップしたロボットアーム「Dobot M1」 多機能&プロ仕様なのに価格は2000ドル以下

2016年12月05日 12:42  Techable

Techable

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以前紹介した幅広い作業が可能なロボットアーム「Dobot」が、パワーアップして帰ってきた。それが「Dobot M1」で、個人の職人的作業からビジネスでの活用まで対応可能な、本格仕様のロボットアームである。
・3Dプリントからソルダリングまで幅広くこなすロボットアーム
SCARA(水平多関節ロボット)タイプになっていて、ヘッド部分は用途によってさまざまに交換ができ、3Dプリント、レーザー彫刻、ソルダリング(はんだ付け)、物体のピックアップ&移動など、多目的な利用が可能だ。

産業用ロボットアームというと、非常に値段が高く、個人が入手するのは厳しいが、「Dobot M1」は2000ドル(約22万円)以下というリーズナブルな価格を実現。とはいっても、機能はとっても本格的!

ユーザーインターフェースはわかりやすく、Windows、Linux、Macなどのプラットフォームに対応。プログラミングをおこない、アームの動作設定を調節可能だ。
・他の「Dobot M1」と連動させられる
Bluetooth、Wi-Fiでワイヤレス接続し、他の「Dobot M1」と連動させ、2つのアームを同期させて作業をおこなわせることもできる。

0.02ミリメートル精度の同時再現性、秒間200度の速度、1.5キログラムの積載量、最大400ミリメートルのリーチ幅で、広いワークスペースを確保。

3Dプリンターとしては、半径400、高さ250ミリメートルのプリントエリアを実現。ワンカラー&マルチカラー、小サイズ~大サイズのオブジェクトを出力可能。

レーザー彫刻では、オブジェクトをカットしたり、文字やイラストを印字したりできる。クラフト加工にはもってこいだ。
・賢いコンピュータービジョンがオブジェクトを判別
手で1つ1つおこなうと大変なソルダリング作業もお任せ! コンピュータービジョンによる視野判断機能を保有しているので、たとえば黄色い石、青い石、緑の石の中から黄色い石だけを選んでつかむ……といったようなこともできる。

ベルトコンベア上に置かれた動くオブジェクトでも、きちんと区別できるのでスゴイ。流れ作業の効率化、正確性アップを図れる。

「Dobot Forum」という専用のコミュニティも用意されているので、開発のアイデアをシェア&サポートしてもらったり、コミュニティ内で友人をつくって交流したりできるのも心強い。
・すでに目標金額の2倍超え
とにかく万能な産業用ロボットアーム「Dobot M1」は、現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで1月12日まで出資を受付中で、すでに目標金額10万ドル(約1100万円)の2倍超を集めている。

Dobot M1