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KAT-TUN 中丸雄一が明かした“充電期間”への思い 再始動に向けた前向きなコメントも

2016年12月04日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

KAT-TUN

 12月2日放送の『アナザースカイ』(日本テレビ系)に、KAT-TUNの中丸雄一が出演した。思い出の地であるハワイを訪れ、デビューまでの苦悩、グループへの思いを語った。


(関連:KAT-TUN 上田竜也が語った熱い思い “充電期間中”も育まれるグループの絆


 2016年5月1日から充電期間に入っているKAT-TUN。メンバーの脱退を受けて、亀梨和也、上田竜也と中丸で話し合い、3人の大きな目標がずれていないことを確認した上で、一旦けじめをつけるための判断だったのだという。


 「グループ活動の再開があると思って活動している」という中丸の言葉に、再始動を待ちわびているファンは勇気づけられたことだろう。「メンバーそれぞれの人生がありますから、しょうがないっちゃしょうがないですよね。できれば、そういったもの(メンバーの脱退)がなくて活動していくのが一番理想的ではあるんですけれど。その時の僕の考えは足を止めないっていうのが、ベストかなと」と海辺で静かに語りながら「それでも主観的な考えですけど」と続けた。「長年、苦楽を共にした仲間ってみたときには、悲しいですけどね。一緒に活動できないって考えると」と、かつてのメンバーへの本音も覗かせたのだった。


 本来、デビュー10周年という節目にあった今年は、長年応援してくれたファンを喜ばせるコンサートなどを盛大に行ないたいと考えていた。しかし、それが叶えられなかったことを思うと「切ない」とも話す中丸。だからこそ、やがてくる約束の日に向けて、ヒューマンビートボックスやイラストなど得意分野のスキルを高めること、見聞を広めてまさにエネルギーを“充電”していくことを誓った。


 中丸にとって、ハワイの地は初めて訪れた海外。当時15歳、ジャニーズJr.としてハワイで撮影をすることで、アイドルとしての自覚が芽生えた。中丸の原点とも言える場所なのだ。「昔のフレッシュな考えを、改めて思い出すという意味ではいい機会になった」と、今回のハワイロケを振り返った。


 デビューまでの厳しい道のり、デビュー後の波乱に満ちた歩み、そしてグループ活動の休止という苦渋の決断……「理想とするものになった年はないですね」と語りながらも、中丸の持つ朗らかな雰囲気が、番組を明るく温かなものにしていた。


 10代の頃、夢中になったというゲームセンターでハシャぐ中丸。その無邪気な姿にスタッフから思わず「何歳になりましたっけ?」と聞かれて「33歳です」と照れ笑いするシーンも。また、ジャニーズJr.時代に撮影をした思い出のレストランで、同じようにハンバーガーにかぶりついてみせれば、ナチュラルに口の周りにソースをつけてしまう、実にかわいらしい33歳だ。


 また、「ハワイに来るといつもジャニーさんが、ステーキを作って振る舞ってくれた」というエピソードを明かし、番組スタッフに料理をつくるため現地のスーパーへ。「日本は今、葉っぱが高いから」と野菜を見ながらポツリとつぶやく姿は、なんとも親近感がわく。さらに「1回つけてみたかった」と、木の実で作られた大ぶりなネックレスを購入するなど、独特なセンスをのぞかせるところも微笑ましい。スタッフとテーブルを囲みながら、「料理を振る舞うのは相手を元気にしたいからかもしれない」と話す中丸。また、KAT-TUNでは亀梨がよく作ってくれるのだと話し、KAT-TUNとしての絆を感じさせる一幕もあった。


 MCの今田耕司が「ジャニーズのコンサートを生で見たことがない」と話すと、「ちょっと、今活動してないんですけども」と笑いを誘いながらも、「動いたときには、ぜひ」と前向きな姿勢をみせた中丸。動き出すのを待っているのは、テレビの前のファンも同じだ。すべてはグループの価値を高めるため、待ってくれているファンのために。ぜひ、亀梨、上田のアナザースカイも見てみたい。充電期間の今だからこそ、見えてきたこと、話せることがあるかもしれない。(佐藤結衣)