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GTアソシエイションがJAFの公認団体に。公道レース開催に意欲

2016年12月03日 07:11  AUTOSPORT web

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挨拶するGTアソシエイション坂東正明代表
12月2日、東京・恵比寿のウェスティンホテル東京でスーパーGTの年間表彰式『SUPER GT HEROES』が開催されたが、この席上でGTアソシエイションの坂東正明代表は、「11月22日付けでGTアソシエイションがJAF日本自動車連盟の公認団体になった」と明らかにした。

 国内におけるレースの主催にはJAFに認められた団体・クラブであることが必要で、モータースポーツ活動やモータースポーツに貢献する事業を行うことを目的とした法人は登録団体として認められ、公認団体はそのなかでも最上位となる。

 公認団体はこれまでサーキット等が主で、その他に自動車メーカーが特別団体として登録されているが、スーパーGTの場合長年サーキットやクラブ等の公認団体が主催となり、GTアソシエイションは認定組織となっていた。

 今回、GTアソシエイションが公認団体となったことで、GTアソシエイションが主催としてスーパーGTを開催できることになった。今後もレースではサーキット等とともに“共催”という形を取っていくことになるが、これで大きく前進したのは公道レース開催だ。

 GTアソシエイションが主催者として実施できるようになれば、公道でスーパーGTのレースを開催する場合、他の主催団体と組まなければならないところをGTアソシエイションが単独で実施できるようになる。

 この日の『SUPER GT HEROES』では、自由民主党モータースポーツ振興議員連盟の幹事を務める大岡敏孝衆議院議員が出席し挨拶したが、この連盟はモータースポーツの振興に関する法律の制定に向けて動いている。挨拶のなかでも公道レースの実現、そしてスーパーGTの公道開催に意欲を示しており、坂東代表も公道レース開催に強い意志を示した。

 この発表には、出席したチーム側からも大きな拍手が湧いた。今回の公認団体登録は、これまでも少しずつ進められていた公道でのスーパーGT開催実現に向け、大きな一歩と言えるだろう。