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トランプ氏息子は「自閉症?」 動画拡散したロージー・オドネル、夫人に謝罪

2016年12月02日 18:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ロージー・オドネル、トランプ夫人に「無責任でした」
先日、アメリカ人女優でコメディアンのロージー・オドネルが「ドナルド・トランプ氏の息子は自閉症か」という内容のYouTube動画をTwitterにアップ。かねてからトランプ氏を批判してきたロージーだが「子供にまで嫌がらせをするのはアウトだろう」という批判が殺到し、トランプ氏の妻メラニア夫人もロージーや動画制作者に激怒した。トランプ夫妻の弁護士は動画制作者に動画の削除と謝罪を要求したが、制作者は「僕は自閉症です」「人々に自閉症について知ってほしかった」と釈明、そしてロージーも謝罪するに至った。

Twitterに「バロン・トランプ君は自閉症ではないか」という内容のYouTube動画をアップし、世界中の人々に猛批判されたロージー・オドネル。彼女は先日「実は私の3歳の娘も高機能自閉症と最近診断されたばかりなの」と公表したが、それでも他人の子を「自閉症ではないか」という無責任な態度に多くの人が違和感を覚え反発した。

その後、怒れるメラニア夫人は弁護士に相談。動画を削除し謝罪を発表するよう制作者に求め、これを受け入れた制作者は動画を削除し新たに謝罪動画をYouTubeにアップした。その中で、制作者は「バロン君が自閉症という事実はありません」「無責任なことをしてしまいました」「トランプ一家に謝罪したいと思います」といったメッセージを流している。

またロージーも、さすがに批判に耐えられなくなったもようでTwitterを更新し、メラニア夫人に宛ててこう綴った。

「メラニアさんに、謝罪します。私は無神経にも(動画を)リツイートしてしまいました。私がもたらした苦痛につき、謝罪します。そのような意図はなかったのです。本当にすみませんでした。」

ちなみにバロン君が自閉症であるという事実はなく、動画制作者はバロン君のいくつかの仕草から「自閉症に違いない」と思い込んでしまったそうだ。彼にバロン君を傷つけるつもりは一切なかったといい、自閉症のことを多くの人に知ってもらいたいという一心で動画を制作・公開に至ったと明かしている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)