レッドブル・レーシングは、2017年に向けて燃料および潤滑油サプライヤーであるエクソンモービルとのパートナーシップ契約を結んだ。両者はこの契約は互いに大きなメリットを生むと語った。
20年以上にわたってマクラーレンのパートナーを務めたエクソンモービルをレッドブルが獲得、2017年に向けてチームパートナー、公式燃料パートナー、公式潤滑油パートナーおよび公式モーターオイルパートナーとしての契約を結んだ。これによりエクソンモービルは、モービル1の燃料および潤滑油をレッドブルに供給する。
また、レッドブル・レーシングのマシン、ドライバースーツ、ヘルメットにはモービル1とエッソのロゴが飾られる。
1年前にはタグ・ホイヤーがマクラーレンとの30年のスポンサー契約を終えてレッドブル・レーシングと契約しルノーのパワーユニットのネーミングライツを取得、マクラーレンはまたもや大口パートナーをレッドブルに奪われる形となった。マクラーレンはこれに伴いBP/カストロールにスイッチする見込みだ。
エクソンモービルとの新契約発表に際し、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは以下のようにコメントした。
「モービル1とレッドブル・レーシングはともに、レース、パフォーマンス、イノベーションに対する情熱を共有する世界的ブランドだ」とホーナー。
「モービル1はF1で30年以上活躍する象徴的ブランドであり、この新しいパートナーシップは我々に、エクソンモービルの世界クラスの専門技術を活用する比類のない機会を与えてくれるだろう」
ホーナーは、これまで提携してきたトタルに感謝の言葉を捧げた。
「エクソンモービルをレッドブル・レーシングの仲間として歓迎する一方で、トタルの技術チームには私から感謝の気持ちを伝えたい。彼らはこれまでのパートナーシップにおいて、我々がF1で成功を収める上で貴重な貢献をしてくれた」
エクソンモービルのマーケティング責任者マット・バージェロンは、「レッドブル・レーシングは我々の世界クラスの潤滑油および燃料の技術を示すための力強いプラットフォームとなる」と語った。
「レッドブルの優秀な若いドライバーたちとの関係を築いていくことを楽しみにしている。彼らは競争力の高いレーサーとしての評価を確立しつつあり、我々のブランドをさまざまな世代の消費者に紹介する助けになってくれるだろう」
モービル1ブランドはグランプリレーシングに38年にわたり関与し、100回を超える優勝、6回のドライバーズ選手権獲得および5回のコンストラクターズ選手権獲得の実績を重ねている。