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WEC王者ジャニと元王者ブエミがレベリオンから『デイトナ24時間』参戦へ

2016年12月02日 11:41  AUTOSPORT web

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17年型LMP2で北米『ノース・アメリカ・エンデュランス・カップ(NAEC)』に挑むレベリオン・レーシング
WEC世界耐久選手権で、それぞれトヨタ、ポルシェのワークスドライバーを務めるセバスチャン・ブエミとニール・ジャニが、2017年からLMP2プログラムに転向するレベリオン・レーシングに合流し、1月に北米で開催される『デイトナ24時間』に参戦することが明らかになった。

 2014年のWEC世界王者であるブエミと、今季2016年王者であるジャニは、来季より『IMSAユナイテッド・スポーツカー選手権(USCCウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ)』の活動を開始するレベリオンとともに、北米エンデュランスカップ部門を構成する4つの長距離レースで、新型LMP2の『オレカ07・ギブソン』をドライブする予定だという。

 ブエミ、ジャニともに彼らの母国スイスをベースとするレベリオンが走らせるマシンを、同チームのレギュラーであるニック・ハイドフェルドとシェア。まずは1月28~29日に開催されるデイトナ24時間に挑むこととなる。

 IMSAの中でも『ノース・アメリカ・エンデュランス・カップ(NAEC)』に指定されるデイトナ、セブリング、ワトキンスグレン、ロードアトランタの4戦にエントリーする予定のレベリオンだが、これは今季限りでLMP1-Lのプログラムを終了してクラス変更を決断して以降、2017年活動プログラムの最初のパートを担う。

 これは彼らにとってもロードアトランタのプチ・ル・マン戦で2勝目を挙げた2013年シーズン以来となる北米シリーズ復帰となる。


 2016年のWECル・マン24時間を制し選手権王座も手にしたジャニは、2014年のポルシェP1プログラム開始と同時にワークスチームに加入。しかし、その前夜となる2009-2013年には同チームに所属しており、プロトタイプのキャリアを開始した当時以来となる古巣復帰となった。

 レベリオン・レーシングのチーム代表を務めるバート・ヘイデンは、強力なドライバー布陣に自信を見せつつ、2012年と2013年に成功を体験したアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)以来の北米復帰に意欲を見せた。

「我々が2012年と2013年に北米での勝利を挙げて以降、常にUSAを舞台としたコンペティション復帰の機会はないかと模索していた」

「ニックとニールを再会させ、そこにセブを加えることで、耐久シリーズにおいてトップクラスのドライバーラインアップが完成したと断言できる。このチームで、再びアメリカ大陸での勝利を挙げられることを願っているよ」