2016年12月02日 11:01 リアルサウンド
第66回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作「Things to Come(英題)」が、『未来よ こんにちは』の邦題で2017年3月下旬に公開されることが決定した。
参考:荻野洋一の『母の残像』評:“2016年路地裏の映画史”ラストを飾る、〈母の死〉から始まる物語
本作は、『あの夏の子供たち』『EDEN/エデン』のミア・ハンセン=ラヴ監督最新作となる人間ドラマ。バカンスシーズンを前にして突然夫から離婚を告げられた哲学教師ナタリーが、次々と起こる想定外の出来事にうろたえても立ち止まらず、未来を信じて突き進む模様を描き出す。
主演は『ピアニスト』『母の残像』のイザベル・ユペール。ハンセン=ラヴ監督はユペールを想定して脚本を書き上げたという。共演には、『偉大なるマルグリット』のアンドレ・マルコン、『EDEN/エデン』のロマン・コリンカ、『ホーリー・モーターズ』のエディット・スコブらが名を連ねる。劇中では、シューベルトの「水の上で歌う」、映画『ゴースト/ニューヨークの幻』でおなじみの「アンチェインド・メロディ」や、ウディ・ガスリーの楽曲などが使用されている。
あわせて公開されたポスタービジュアルには、“自分のために花を買う”の文字とともに、ユペール演じるナタリーが花を挿した花瓶を手にした姿が捉えられている。(リアルサウンド編集部)