ドラマ『精霊の守り人』のスピンオフ作品『精霊の守り人 外伝』が12月3日からNHK総合で放送される。
上橋菜穂子による同名のファンタジー小説シリーズをもとに、3年間にわたって放送されるドラマ『精霊の守り人』。今年3月からシーズン1が放送され、前作から4年後を舞台にしたシーズン2『精霊の守り人 悲しき破壊神』の放送開始を1月21日に控えている。
『精霊の守り人 外伝』はシーズン1とシーズン2を繋ぐエピソードとなり、原作者の上橋によるオリジナル脚本で制作。綾瀬はるか演じる主人公バルサが経験した不思議な出来事を3分間のミニドラマで描く。
なお12月11日には同番組より1分長い4分間の作品『精霊の守り人 外伝 完全版』が放送。また12月19日からはNHKスーパーハイビジョン試験放送で8K版が放送予定となる。
■上橋菜穂子のコメント
「短いスピンオフドラマを書いていただけませんか?」というご依頼をいただいて、生まれて初めて、ドラマの脚本と、その原作となる短編小説を同時に書きました。
制作者と役者によって命を吹き込まれたドラマは、わずか数分の中に、幼子をいたわり、守り、阿修羅のごとく血まみれで闘うバルサの姿が描かれ、美しい色彩と哀しみの影をたたえた一片の映像詩になっています。ドラマ『精霊の守り人』シーズン2の底に流れる、破壊者の深い悲哀を浮かび上がらせた、この短いドラマを楽しんでいただければ幸せです。