ドゥカティのスポーツディレクター、パオロ・シアバッティによると、ドゥカティはMoto3クラス参入の可能性を視野に入れているという。
ドゥカティは2003年にMotoGPに参入し、以来33回の優勝を記録。2007年にはケーシー・ストーナーがタイトルを獲得している。来シーズンはホルヘ・ロレンソとアンドレア・ドビジオーゾのコンビで最高峰クラスを戦う。
MotoGPではホンダ、ヤマハ、ドゥカティの3チームがサテライトチーム、またはカスタマーチームを運営している。今後、それらのチームのジュニアクラス進出が拡大するかもしれない。
ホンダはすでにKTM、マヒンドラとともにMoto3クラスに参戦しており、Moto2クラスにエンジンを供給している。また、KTMは来シーズン、MotoGPクラスとMoto2クラスにも同時参戦し、若いライダーたちがマニュファクチャラーとともに3つのクラスを通じて成長できる、今までにない重要な進路を作りだした。
シアバッティは、ドゥカティがMoto3クラスに参入を開始するのは早くても2018年だとし、検討が重ねられていると述べた。
「MotoGPに昇格するライダーのほとんどがMoto2の出身で、明らかにその中の多くがMoto3で成功を収めている」とシアバッティ。
「ドゥカティ側ではいくつかのサテライトチームを運営しており、ファクトリーチームからプレッシャーを受けることなく、我々が前途有望なライダーたちをMotoGPに送り込む可能性があることは明白だ」
「我々はMoto3に関心を持っているが、まだ計画ではなく、検討をしている段階だ」
「まだ決定事項ではないから、来シーズンの参入はないだろう。しかしMotoGPプロジェクトが万事うまく運べば、Moto3マシンを検討することになるかもしれない」