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山崎エリイ、バースデーイベントでファンへの思い明かす「なくてはならないものになってしまった」

2016年12月01日 15:31  リアルサウンド

リアルサウンド

『Happy Birthday to Erii Party』の様子。

 声優の山崎エリイが、11月20日にIKEBUKUROアカデミーホールでバースデーイベント『Happy Birthday to Erii Party』を行なった。


 同イベントは、山崎が19歳を迎える当日に行なったもので、会場には彼女の誕生日を祝おうと多くのファンが集結。入場時には一人一人が受付でバラの花を受け取り、それを山崎に直接手渡すというサプライズも行なわれ、和やかなムードに包まれながらイベントがスタートした。


 19歳の誕生日ということで、黒いシースルーのワンピースといういつもよりも大人っぽい格好で現れた山崎は、ファンからの声援を受け、「19歳ってこんなものなんですか......?」と早速驚きを隠せない様子。続けて、司会を務める工藤智美氏(ZERO-A)から、「誕生日を迎える瞬間は何をしていましたか?」と質問された山崎は「寝てました。あ、でもメッセージが一斉に来たので返してました」と回答して会場の笑いを誘った。


 するとここで「Happy Birthday to You」が流れ、ケーキらしき何かが登場。流れた「Happy Birthday to You」が日本語詞であることに山崎が笑っていると、工藤がケーキらしきものの正体について「バースデー寿司です!」と無類の寿司好きである彼女の為に用意したものであることを明かした。テンションの上がった山崎は「しょうゆ、ありますか.......?」と、目の前の寿司を幸せそうに次々と口へ運んだ。


 イベント中盤は「20歳までのToDoリスト」として、ファンが20歳までに叶えてほしいToDoリストを提案。1つ目に「ソロライブ。できれば2ndアルバムをリリースしてからの2daysだと嬉しいです」という内容が挙げられると、山崎は「入り込んだ世界観の楽曲が多いので、ライブをやったら独特なものになるかも」と前置きし、「『cakes in the box』だったらゴシックな感じで、『アリス*コンタクト』なら昭和のアイドルみたいな。機会があったらやりたいし、来ていただきたいですね」と、先日リリースした1stアルバム『全部、君のせいだ。』の楽曲をもとに、ソロライブ開催への野望を口にした。


 また、2つ目の「ひとり旅とかどうでしょう?」というToDoについては、山崎が「まだ早い。新幹線にも1人で乗ったことないのに。友達には喋ると幼稚園児みたいだし」と返すと、工藤氏が「着替え中にも『どんぐりころころ』とか歌い出すしね」と暴露され、「もう帰りたい......」と顔を真っ赤にする一幕も。


 3つ目の「アルバイトをしてほしい」というリクエストについては「ディズニーのカストーディアル(掃除)キャストかお寿司屋さんの店員、保育園の先生をやってみたい」と「一回だけ職場体験で幼稚園の先生になったけど、『子供と一緒に遊ぶのはやめてください』って注意された」と明かし、客席から爆笑が起こった。4つ目の「可愛いと言われても照れない強いメンタル」については、実際にファンが山崎へ「かわいいー!」と叫んでこれを実験したが、本人は「何このイベント……」とすぐに照れてしまった。


 その後「素敵な大人からきっと答えられる、エレガントレディ・大人向けのクイズ」が行なわれ、「ハンカチを大人っぽく持つ」「名刺交換」「物を指し示す」「100%オレンジジュースを見極める」という項目のうち半分以上に正解した山崎は、プレゼントであるディズニーリゾートのチケット(家族全員分)を獲得。続く「ソロプロジェクトチームからの手紙」のコーナーでは、各スタッフからの手紙が読み上げられ、マネージャー氏から「タクシーの中でいきなりソロデビューの話をしてごめんね」という手紙が届くと、山崎は「一番最初にお祝いされたのがタクシーの運転手さんだった」と当時を思い返しながら笑みをこぼした。手紙を受け取り終えた山崎は「笑えなくなったり、ありがとうって言葉を言えなくなった時もあったけれども、一つずつイベントでファンの方と触れ合うことで、勇気が出て変わることができたし、私にとってはなくてはならないものになってしまった。そんな環境を無駄にしないように頑張っていけたらいいなと思います」と涙ながらに語り、決意を新たにした。


 最後に山崎はファンに向けて「まだ子供っぽいですけど、そんな私をまだまだ側で見守ってくれますか?」と語りかけると、会場のあちこちから「もちろん!」と歓声が。イベント後には山崎がファン1人ひとりを丁寧に見送り、無事にイベントは終了した。(中村拓海)