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「フェルスタッペンには指導が必要」。ケケ・ロズベルグ、レッドブルF1に示唆

2016年12月01日 15:21  AUTOSPORT web

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シーズンを5位で終えたフェルスタッペン
元F1ワールドチャンピオンで、ニコ・ロズベルグの父であるケケは、マックス・フェルスタッペンはミスを減らすべきであり、それには指導が必要だと示唆した。

 最終戦アブダビGPでフェルスタッペンは決勝スタート直後、ニコ・ヒュルケンベルグが駆るフォース・インディアのサイドポッドにヒットした後、1コーナーでスピン、最後尾まで順位を落とした。しかしそこから挽回し、最終的にはレースを4位で終えた。

 最初のスティントをスーパーソフトで21周走るという作戦が功を奏し、フェルスタッペンは10周目には2位に浮上、タイトル獲得を目指すニコ・ロズベルグを押さえつけて苦しめた。
 フェルスタッペンは好結果を残したとはいえ、最初のスピンがレースに影響したのは間違いない。

「確かに彼(フェルスタッペン)は1コーナーで何とか冷静に対処した」とケケは語る。

「だがおそらく、チームもいつかは彼の教育を始めるだろう」

「彼は非常に才能があるが、少しばかり指導が必要だ」

「彼は常に素晴らしい結果を無駄にしている。だがF1では結果がすべてだ」

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、フェルスタッペンにはまだ改善の余地があると認めた。

 しかし19歳のフェルスタッペンは成長しつつあるとホーナーは強調した。フェルスタッペンはF1で2年目の今年をランキング5位で終えている。

「どんなスポーツマンもすべての分野でさらに上達することができる」とホーナー。
「彼は常に経験を重ねている」

「非常に成熟したレースをし、スーパーソフトとソフト、どちらのタイヤに関しても扱い方が非常にうまかった」

「そういった経験を積んでいけば、それが今後大いに役立つだろう」

「人にはいつでも改善できる分野がある。それは細かいことの積み重ねで達成できるんだ」


 フェルスタッペンは、スタート直後の事故について語り、あれはレーシングアクシデントであり、ヒュルケンベルグには非はないとの考えを示した。

「あれはちょっとしたレーシングアクシデントだ。ニコを責める気は全くない」とフェルスタッペン。

「僕をミラーで確認できなかっただけだと思う。だから僕は彼をなんとか避けようと頑張ったけど、うまくいかずにスピンした。でも彼のせいだとは思っていない」
 
「その後、何とか順位を挽回することができたし、すごく楽しかった」